NHKは5月10日の定例会見で、TOKIOの元メンバー、山口達也に対し損害賠償請求を検討していると明らかにした。
同局の山内昌彦・編成局計画管理部長は、請求先について、山口が所属していたジャニーズ事務所にするのか、山口個人にするのか、また請求額についても「検討していく」と述べた。山口がMCを務めていた「Rの法則」は、4月25日からの放送を休止。5月7日には打ち切りを発表していた。
この報に芸能ジャーナリストは「今年の紅白に、ジャニーズから出場しない可能性」を指摘する。
「山口さんの不祥事の舞台が自局の番組だったことに、NHKは激怒しています。書類送検のニュースをいち早く報じたのもNHKでした。今回さらに損害請求を検討していると発表したことで、いかに怒っているかがうかがわれます。紅白にはこれまでジャニーズから、白組22組中5組も出場していた。これには業界内外から不満が出ていたこともあって、今年は激減、もしくは1組も出ない可能性すらあるでしょう。そこで期待されるのが、元SMAPの3人の出場です。『雨あがりのステップ』ですでにCDデビューしているし、ジャニーズに対する忖度は必要なくなりましたからね」
稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は、3月4日に開催された「パラ駅伝 in TOKYO 2018」で楽曲を初披露したものの、地上波の音楽番組での歌唱はまだない。紅白出場となれば、大きな話題になるのは間違いないだろう。