6月24日に最終回を迎えた二宮和也主演「ブラックペアン」(TBS系)。最高視聴率18.6%を記録して有終の美を飾ったが、驚くほど批判の声が出ているようだ。
これまでにも日本臨床薬理学会から加藤綾子演じる治験コーディネーター・木下香織が「あまりにも現実と乖離しているため誤解が生じる」として意見文を提出されていた。
「しかし、最終回に至っては内野聖陽演じる佐伯清剛教授が二宮演じる“オペ室の悪魔”とまで呼ばれる手術技能に長けた渡海征司郎でさえも手に負えない難しい手術をしながら、およそ7分間の長ゼリフでこれまでの渡海との気持ちのすれ違いを説明。さらに、さんざん最先端医療を追ってきたのに、ここにきて“ペアンを胸部に入れたまま止血することが最善の処置”という展開に、言葉を失いました。
ネット上にも『佐伯教授の最後の長ゼリフ以外は何もいらなかった医療コント』『3カ月かけて描かれていたのは報告、連絡、相談の大切さのみ』『10分でまとめられる全10話の茶番』『ロボット手術とかさんざん最先端手術が出てきたのにブラックペアンで止血するしか方法がない手術って何?』『最終回で登場人物たちが突然みんな善人に変身したのはなぜ?』など、すっきりしなかった最終回に対する批判の声が続出しているようです。しかし、なんとかドラマをしめてくれた内野には『脚本の尻ぬぐいをさせられた佐伯教授に拍手』『佐伯教授、つじつま合わせご苦労様でした』『内野さんみたいな上手い俳優がいちばん大変ですよね。心中お察し申し上げます』といった労いの声が目立つのだとか」(テレビ誌ライター)
内野の俳優としての技量は、しっかりと視聴者に届いたのではないだろうか。