俳優・山崎賢人が主演する木曜劇場「グッド・ドクター」(フジテレビ系)が9月13日の最終回を前にクランクアップ。驚異的な記憶力を持つ一方、コミュニケーション能力に障害があるサヴァン症候群の小児科医・新堂湊という難しい役柄を演じた山崎に対して、賞賛の声が数多く寄せられている。
「9月12日に放送された『めざましテレビ』(フジテレビ系)にVTR出演した山崎は、初めての医療もの、しかもサヴァン症候群という難病を抱えた役を演じるにあたり、監督・プロデューサーとリハーサル室に何日もこもり、主人公・湊の動きについて話し合ったと告白しています。この役を演じるかどうか、本人も相当悩んでいたようです」(芸能記者)
山崎はイケメン俳優として、映画「ヒロイン失格」「orange」などの恋愛映画に出演してブレイク。漫画が原作の制服ものの映画やドラマにも数多く出演している。
「しかし、2017年に主演した映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』では、演技力について疑問視する声が上がりました。さらに今年1月クールの初主演ドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系)の平均視聴率も一桁台に終わり、ある意味崖っぷちに立たされていました」(エンタメ誌ライター)
しかも、フジテレビの木曜劇場の枠は、視聴率の低迷状態が続いていた。
「もし爆死したら、主役を演じる機会を失いかねませんでした。しかし番組が始まってみれば、山崎の熱演もあり、初回11.5%と二桁視聴率を獲得。その後もほぼ二桁台をキープしています。山崎にとっては起死回生のドラマになったのではないでしょうか」(前出・エンタメ誌ライター)
今回の成功の陰には、山崎と同じく原作ものの映画やドラマに数多く出演している小栗旬の影響があると見る声もある。
「小栗は『クローズZERO』シリーズ、『花より男子』シリーズ、『宇宙兄弟』『ルパン三世』『信長協奏曲』『銀魂』シリーズなど原作ものへの出演が多いことで知られて言います。原作ものはファンの目も厳しい。だからこそ小栗は、今やイケメン俳優にとどまらない確かな演技力を手に入れています。山崎は小栗とも交流があり、山崎自身も“俺は小栗旬を目指す”と公言しているようです。そうした思いが今回の難しい役に立ち向かわせたのではないでしょうか」(前出・エンタメ誌ライター)
果たして最終回の視聴率は、どこまで伸びるか。
(窪田史朗)