2013年に朝ドラ「あまちゃん」(NHK)でブレイクするも、15年に所属するレプロエンタテインメントからの独立で揉めていた女優ののん。その後は、劇団「The Misfits」を主宰する滝沢充子氏と個人事務所を設立し“洗脳”疑惑が報じられ、事実上の休業状態となっていた。
ところが一転。10月19日発売の「FRIDAY」が、レプロエンタテインメントと和解に向けて動き出したと報じたのだ。記事によるとのんは、彼女の支援者でブランドコンサルティングやタレントのマネジメント、出版業までを手掛けるF氏とレプロを訪問。騒動の詫びを入れ、再びレプロのマネジメントを受けるという踏み込んだ話し合いもあったという。しかも、来年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で“NHKにカムバック構想”まで話が進んでいるというから驚きだ。脚本は人気作家の宮藤官九郎。製作スタッフには「あまちゃん」のメンバーが集結するという。
芸能ジャーナリストは、今回の件について次のように分析する。
「完全にのんサイドが白旗を挙げたのは『いだてん~』ありきだと思います。そのためにNHKから、一連の騒動を清算するように言われたのではないでしょうか。のんは白旗を挙げたことになりますが、大仕事を得られます。事務所はのんを受け入れ寛大さを見せることで、芸能界のブラックなしきたりが騒がれるこのご時勢にあって、イメージアップにつながります。この手打ちはウィンウィンですよ」
のんのカムバックを喜んでいるのは、ずっと応援してきたファンであることは間違いないだろう。