諫山創氏の人気漫画「進撃の巨人」がハリウッドで実写化されると版元の講談社が発表した。公開時期やキャストは未定。
「進撃の巨人」は、巨人に立ち向かう人類の姿を描いたファンタジー。国内累計発行部数は約7600万部で、漫画の中でも特に熱心なファンが多い。それが実写化されるということで、早くも注目を集めている。しかも同作品は2015年に日本で実写映画化され、大爆死。内容やキャストが激しく批判されたことがあるだけにファンの注目は高い。
「現在、漫画作品が実写映画化されると発表されただけでファンから批判を受けますが、その流れを作ったのは進撃の巨人です。三浦春馬、長谷川博己、水原希子らのキャストが『原作のイメージをぶち壊している』と激しく批判されました。またストーリーやCGも酷評されています。」(映画ライター)
興行成績は前篇と後篇合わせて約49億円。目標は100億で半分にも満たない惨敗。原作ファンから「こんな内容なら作らないでほしかった」「もう映画はなかったことにしてほしい」という声まで上がる始末だった。それだけにハリウッド版も心配の声が出ているのだ。
特に不安視されているのがキャスティング。ファンの願いは「水原希子の再登板だけは避けてほしい」となっているようだ。
日本版で水原が演じたのは、ミカサ・アッカーマンというキャラクター。巨人狩りの実力はピカイチで、しかもかわいいので、原作ではヒロインとなっている。それをイメージがまったく合わない水原が演じたため、批判の矛先にされたのだ。
「もしハリウッド版で再登板となれば、非難轟々になるのは確実です。ハリウッド映画は近年、世界戦略を考えてアメリカ人以外の俳優を起用するケースが多いので、日本の女優がミカサを演じる可能性は十分あります。日本のゲーム『バイオハザード』の実写映画にローラが出演したことからもわかるように、日本の漫画を原作とした作品に日本人が出演すると考えるのは自然なこと。水原が再びミカサを演じることも考えられます。それをファンは心から心配しているんです」(前出・映画ライター)
原作ファンを落胆させた日本版「進撃の巨人」だが、果たしてハリウッド版のキャストはどうなるのか。