かつて女優として活躍した、“ゴクミ”こと後藤久美子が10月31日、都内スタジオで行われた映画「男はつらいよ50 おかえり、寅さん」の制作発表記者会見に出席。23年ぶりに女優業に復帰することを報告した。
同映画は俳優の故・渥美清さん主演の人気シリーズで、第1作は1969年に公開された。96年の渥美さんの逝去により48作で終了したが、翌97年に49作目となる特別編が上映。その後、20年以上の月日が経過したが、来年のシリーズ50周年を記念し、50作目となる新作が19年12月27日に公開される予定だ。
後藤といえば、96年に渡仏し、F1レーサーのジャン・アレジと同居を開始。アレジとの間に3人の子供をもうけ、女優業からは遠のいていた。後藤は「男はつらいよ」シリーズに計5回出演し、最後は95年公開の第48作。実に23年ぶりに女優業に復帰することが決まったが、それはなぜか。
「会見では、スイス・ジュネーブにある自宅にメガホンをとる山田洋次監督から長文の手紙が届いたことを明かしていました。今作をつくるためには、どうしても後藤が必要だという旨が書かれていたようです。それに感銘を受けた後藤が快諾。今回の会見に参加したというわけです」(映画誌ライター)
ネット上では、会見に出席した後藤の姿が見られるが、かつて「国民的美少女」と称えられた美貌はネット民にはどう映ったのであろうか。
「それが賛否両論でした。『後藤久美子、最強!』『美しい人は年をとってもきれい』と賛辞される一方、『国民的美少女も老けたなぁ』『ゴクミの化粧が濃くて怖い』『完全におばさん』と劣化を指摘する声も少なくありませんでした」(前出・映画誌ライター)
男だけでなく、女もつらいよ。
(石田英明)