日本テレビの大人気番組「世界の果てまでイッテQ!」で、お笑い芸人・宮川大輔による名物企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で“やらせ”の疑惑があったと、11月8日発売の「週刊文春」が報じた。
記事によると問題になったのは、5月20日放送の「橋祭りinラオス」。4月8日にラオスの首都ビエンチャンで行われた、自転車で橋に見立てた全長25メートルの板を渡り、スピードなどを競う祭りだと紹介していた。だが、ラオスの駐在員は「周囲のラオス人に聞いても誰も知らない。この地域で自転車といえば、外国人観光客がレンタサイクルに乗るぐらい」と、コメント。つまり、この祭りは同番組によって作られた“やらせ”だというのだ。
これに対し日本テレビは11月8日、文書で今回の企画について「現地コーディネート会社からの提案では、水の上の一本橋を自転車で渡る催しは、東南アジアのテレビ局でも取り上げられるなど各地で人気となっている催しとの事で、番組サイドでも資料映像等を確認した上で、企画決定に至りました」と説明。ただし、今回が初回の祭りを、あたかも毎年行われていたように紹介したことについては謝罪した。
「結局は、現地コーディネーターの責任ということで、日テレは幕を引くつもりでしょう。ただ、映像を見る限り、祭りというよりは近所の人たちが自転車遊びをしているだけのようだった」(芸能記者)
人気コーナーだけに、残念でならない。