1996~97年には本国イギリスで7曲連続1位、アメリカや日本でも大ブレイクしたガールズポップグループ「スパイス・ガールズ」の“四十路再結成”が正式に決定……だが世界中から冷ややかな声も?
「イギリスのメディアでは再結成を大々的に報道。メンバーのギャランティが数十億円とも言われる再結成ツアーは来年6月から6回のスタジアム公演で、公演数が少ないことからメディアはチケット争奪戦と煽っているのですが、熱心なファン以外にはあまり好意的には受け止められていないようです」(エンタメ誌ライター)
冷めた反応の要因はなんといっても、元メンバーの中で今や最も有名人になったヴィクトリア・ベッカムの名前がないこと。これには驚きの声とともに「やっぱり!」「ヴィッキーがやるわけないよね」といった声が集まっているとか。
「2012年のロンドン五輪開会式で、オリジナルメンバー5人で一度限りの再結成。それを機に再結成の話が何度も浮上し、ヴィクトリアと家庭が忙しかったジェリ・ハリウェル以外は乗り気だと言われていました。その中で、とくに拒絶したのがヴィクトリア。彼女はグループ全盛期には歌が苦手でソロパートも少なく、ダンスもイマイチ。それもあって人気もメンバー中最下位でしたからね。でも、ご存じベッカム夫人となってからは立場大逆転で世界のトップセレブに上り詰めました。今さら、かつては自分を見下ろしていたメンバーたちのお金儲けの手助けをしたり、わざわざ築き上げたイメージをダウンさせるようなことはしたくなかったのでしょう。それでも今年2月には再結成に合意したという報道がされましたから、やはりドタキャンに近い“や~めた”なんでしょうね。当然、ヴィクトリア以外の4人での再結成にファンもあ然、一部のメンバーからは皮肉っぽいブラックジョークも飛ばされていました」(女性誌ライター)
ヴィクトリアが参加しなかった理由は「自身のブランドが忙しいから」。でも、これも「うまい逃げ方」という意見が大半のようで、1人だけ勝ち組の余裕を見せているといったところだろう。
「ただグループとしては、ヴィクトリアが参加しないことで再結成の“格”が大きく下がってしまった。ヴィクトリア自身はSNS上で再結成を応援していますが、ファンからは『5人で見たかった』『一番見たいのはヴィクトリア』といった声があふれています。イギリスツアーが成功すれば世界ツアーも考えられそうですが、はたしてどうなるんでしょうか……」(前出・女性誌ライター)
再結成の4人のメンバーたちの本音は“ワナビー”ヴィクトリア?
(塚田ちひろ)