デニス・リチャーズが元夫であるチャーリー・シーンを訴えている。デニスは今回の訴訟の中で、チャーリーが自分と子供たちを自宅から追い出し、10歳の娘ローラ・ローズに対してチャーリーが暴言を交えた携帯メールを送っていた点を論点に挙げている。
2002年から2006年にかけてチャーリーと結婚生活を送り2児をもうけているデニスは、チャーリーが自分たちを自宅から追い出しただけでなく、子供たちの将来のための積立金も支払うことを止めたうえ、下の娘ローラを汚らしい言葉で罵ったと訴えている。
TMZが入手した法廷書類によれば、チャーリーは当初ビバリーヒルズに所有するマルホランド・エステイツへデニスで子供たちが住むことを許可したというが、デニスはすでにチャーリーからHIV感染の事実を聞いていたため、当初はその申し出に遠慮していたのだという。チャーリーは自身が死の床に瀕することを恐れて、子供たちとの関係を修復したいとしていたようだが、2013年に2人の娘にクリスマスプレゼントをあげないと脅したうえに自宅から追い出したことで、子供たちとの関係は悪化したと記述されている。
その書類によればチャーリーは子供たちに対して「エアー・ホッケー・テーブルも含めてお前たちのプレゼントは全部ホームレスにあげるからな」と携帯メールを送っていたそうで、さらにチャーリーとローラとの会話の中で娘を罵倒した末に、「お前もお前のママも殺してやるからな」と発言していたのをデニスが耳にしたとされている。
昨年の9月にデニスと子供たちはそのチャーリーの自宅を出たが、デニスはそれが強制的なものだったと主張しており、月1万5000ドル(約177万円)の家を借りることで金銭的に苦しい状況に陥ったとしている。
デニスの広報担当は、「デニスは子供たちのために戦っているのです。自分ではなく、子供たちへのお金です。チャーリーが同意した通りに子供たちを援助することについてなのです」とする一方で、チャーリーの弁護士側はこの訴訟が「さらにお金をふんだくろうとする必死の行為」としており、さらに2人の養子も育てるデニスに対してチャーリーは過去9年間において非課税の毎年66万ドル(約7800万円)を含めて、すでに約2000万ドル(約24億円)を支払っていると続けている。