アニメファンの手のひら返しに本人もしてやったりか?
タレントの若槻千夏が12月2日に放送されたトーク番組「おしゃれイズム」に出演。声優業に憧れを抱いていた若槻がこのほど声優デビューを果たし、その現場に密着した様子を放送したところ、意外な反応が見られている。
若槻は昨年12月放送のバラエティ番組「有吉ジャポン」(TBS系)で、“歌える声優”を目指していることを告白。同番組では若槻が昨年11月から隔週でボイストレーニングに取り組んでいることを紹介し、若槻も「私、声優になりたいんです。これが本気なんです」と訴えていた。
ただ、番組MCの有吉弘行は若槻の歌声を聞いて「魅力ない歌声」と酷評。“自分なりのドラえもん”を演じるように振られるも、こちらも素人と変わらない微妙な出来だったため、視聴者からも「声優はそんなに甘くない」「声優をなめるな」など、若槻の声優業界進出に対して厳しい声が上がっていた。
そんな若槻は約1年のボイストレーニングを経て、来年2月放送のアニメ「3D彼女 リアルガール」(日本テレビ系)で念願の声優デビューが決まったことを番組で発表。今回、そのアフレコ収録の模様を放送したわけだが、演じる役が脚立から落下する時の声などに苦戦しつつも、音響監督の指導を受けながら、1時間かけて無事アテレコを終えていた。
若槻自身も初めての声優業を経験して、いかに声優が難しいことかを実感した様子。そのためアニメファンからまた不評を買うのかと思いきや、意外にもネット上では「若槻の声、掠れ気味で割と好きかも」「叩いてやろうと思ってたけど、思ってたよりよかった」「トレーニング相当頑張ったんだろうな」など、予想と反して好意的に受け止める声が目立っている。
「若槻は『有吉反省会』で声優進出を目指す理由について『声優さんって極めれば息が長いじゃないですか?』と、仕事に興味があるというよりはビジネス要素を優先していることを正直に明かしたことで炎上してしまいました。それに当時は声優としてのスキルが全くなかったことも事実ですから、叩かれるのも仕方なしといった感じでしたね。ですが1年間のトレーニングを経て、確実に上達していました。
また、若槻は有吉に酷評された歌も諦めておらず、ボーカルレッスンも継続中。番組でディズニー映画の劇中歌を歌っているレッスン風景も放送されていましたが、こちらも決して下手ではなかった。もう少しトレーニングを積めば、憧れのディズニー映画はともかく、歌のオファーが来る日が近いかもしれませんよ」(エンタメ誌ライター)
地道な努力で風向きを変えつつあるようだ。
(権田力也)