1月5日に放送された「逃走中」(フジテレビ系)にて、二人のジャニーズタレントが明暗を分けた。大きく株を上げたのは今回が初挑戦となったKing&Princeの高橋海人だ。グループ内で最年少の高橋は、いつもご馳走してくれるメンバーに今回の賞金でご馳走してあげたいと表明。また共演したA.B.C-Zの塚田僚一がハンターから逃げ延びたシーンでは、「塚田くん、カッコイイ」と先輩の雄姿を称えていた。
それに対して「SASUKE」(TBS系)にも出場している塚田は「後輩に奢るにも金が必要」と言い訳しつつ、賞金に執着する姿を露呈。賞金獲得額が倍増するミッションでは、倍増とともにハンターが1体増えるというリスクを冒してでも金にこだわる姿勢を見せていた。しかも他の出演者のためにミッションを中止させたい高橋を見つけると、「2階は危ないから来ちゃダメ!」とウソまでつく始末。その姿にキンプリファンの“ティアラ”からは「塚田くんサイテー!」との怒声も飛んでいたようだ。
結局、塚田はハンターに捕まって賞金を得られず、最後までひとりだけ逃げ通した高橋が賞金の60万円をゲットする結果に。番組序盤では「最も『逃走中』に向いていない」とディスっていた高橋に見せ場を奪われた形の塚田だが、そんな二人を巡ってA.B.C-Zのファンが激怒しているという。芸能記者がささやく。
「塚田は本来、母親からお金を借りてまで後輩にお年玉をあげるという、心優しい先輩。そんな塚田が高橋をディスるはずもなく、数々の暴言や行動は制作側の演出だと疑われています。さらにいうとその演出は、絶賛売り出し中のキンプリ・高橋に花を持たせるための策略であり、塚田はその噛ませ犬になったと同情されているほど。実際、逃走している二人の行動を見れば、塚田のほうがはるかにアグレッシブだったのは明らかです」
番組中、高橋は「牢獄」から仲間を救い出すミッションで樽美酒研二の復活に成功。ほかにも逃走者につきまとうドローンを停止させるミッションや、逃げ出した恐竜を捕まえるミッションにも参加し、見どころたっぷりだったが、実際には逃走者としてお粗末な場面が続出していたという。
「逃走の序盤で高橋は建物の上階からほとんど動かず、安全地帯で高みの見物を決め込んでいました。その上階にハンターが来ることはなく、見回りに来たドローンも勝手に高橋を見失うという都合のいい展開。そして3階のドローン停止装置にたどり着くと、そこに魔裟斗と樽美酒をわざわざ屋外から呼び寄せ、2人を危険にさらしたのです。ドローン停止後には部屋から真っ先に飛び出した樽美酒がハンターに確保され、その姿をしり目に高橋は悠々と逃げ延びている。このように高橋の行動を客観的に見ると、決して積極果敢に逃走していたのではなく、ずる賢く立ち回っていたことが分かります。それに比べると、賞金アップ達成のために駆けずり回っていた塚田のほうがよっぽど真剣に向き合っていたと言えるでしょう」(前出・芸能記者)
13歳も年下の高橋のもり立て役に終わった塚田。所属するA.B.C-Zは未だ紅白歌合戦に縁がなく、デビュー年にいきなり紅白出演を果たしたキンプリとは好対照だ。それゆえ次回の「逃走中」では、高橋を陥れる“ブラック塚田”に期待が集まるかもしれない。
(白根麻子)