漫才日本一を決める「M-1グランプリ」といえば、年末の風物詩。ここ数年は、著名人が即席タッグを組んで、エントリーしている。そんな難関へ挑戦しようとしているのが、V6の三宅健だ。
「三宅は俳優仲間の福島カツシゲと、自作コントキャラ『中国人の陳さん(三宅)と劉さん(福島)』というネタがあります。すでに『アウト×デラックス』(フジテレビ系)ほか地上波で披露していて、芸人なども大絶賛。中国人に扮する2人が雑談を交わすだけですが、コンビギャグも多数あり、本気でM-1出場を目論んでいます」(スポーツ紙記者)
ジャニーズのお笑い担当となれば、関西ジャニーズJr.出身のイメージが強い。現に、KinKi Kids・堂本剛は小学生のとき、“水菜の煮たやつ”というお笑いトリオを結成。友だちの前でネタ見せしている。
そんな剛の後輩にあたる関ジャニ∞・村上信五は中学生のとき、高校へ進学しようか、大阪NSC(吉本が運営しているタレント養成所)に入学しようか、悩んでいる。同じく関ジャニの丸山隆平&安田章大には、漫才コンビ「山田」というレアキャラがある。コンサートや冠レギュラー番組では、何度か漫才を披露している。
「その魂は、現在の関西ジャニーズJr.がしっかり継いでいます。室龍太、『なにわ男子』の藤原丈一郎、『Aぇ!group』(えぇグループ)の草間リチャード敬太は、『youたち』というトリオ名で、オリジナル漫才が何本もあります。関ジュのレギュラー番組『まいど!ジャーニィ~』(BSフジ)では、M-1覇者の霜降り明星を前に堂々ネタ見せをして、王者が焦るほど大爆笑をかっさらっています」(前出・スポーツ紙記者)
なにわ男子は昨年、関西からおよそ4年ぶりに誕生した7人組。フジ系の連続ドキュメンタリー「RIDE ON TIME ~時が奏でるリアルストーリー~」では2月、4週にわたって特集されている。すでに「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)や「ミュージックフェア」(フジ系)、TOKIO・国分太一がMCを務める朝の情報番組「ビビット」(TBS系)などに出演しており、昨年人気が爆発したKing & Princeを脅かす西のライバルだ。
そんななにわのリーダーが、最年長(23歳)の藤原。8歳でジャニーズ入りし、大卒というインテリボーイだけに、ポテンシャルは高い。
19年度のM-1では、ベテランアラフォーの三宅と、西の新鋭・藤原による激しいデッドヒートが繰り広げられるかもしれない。
(北村ともこ)