2020年で芸能活動をいったん休止する嵐は、その記者会見を開いたおよそ10日後、米国ロサンゼルスへ発っている。慰安と仕事の5泊7日だったという。嵐5人がそろった海外旅行は、デビュー15周年記念ライブを兼ねたハワイ(14年)以来、およそ5年ぶり。メンバーは、仕事の合間に趣味に費やせる時間も1日あったようで、各々が楽しんだ。と思われたが、大野智だけは違ったようだ。
「大野は『あと2日で帰れるなぁ』と漏らしていたそうで、オフの日も部屋から出なかったそうです。見かねたスタッフ2人が二宮和也を連れて外出して、日本人がやっているラーメン店に行ったとか。その後はスタッフがマイケル・ジャクソンの生家を見るために車を走らせてくれたのですが、到着しても大野さんは車から降りず、高い壁で覆われたマイケル宅をチラッと見て、『…うん』と静かにうなづいただけだったとか」(アイドル誌ライター)
大野は釣りや絵画、作品の創作といった趣味以外のことには、まったく興味がない。かなりの偏向人間であるのはジャニーズ事務所のなかでも有名で、実を言えば海外旅行も苦手。飲みの誘いさえ、躊躇なく断るという。
「後輩や友人から食事に誘われても、『タイミングがあったら行こうね』が口癖。かつて親しい友人から、『タイミングというものは作るものだ』と言われてしまっています。ただ大野は約束そのものが嫌いだと、かつてメインパーソナリティーを務めていたラジオでぶっちゃけています。1週間前に約束しても、その日が近づくにつれて、1人で過ごしたくなるとか」(前出・アイドル誌ライター)
2年前には、「1人でスーパーに行き、家でタコときゅうりを切って、お酒飲んで過ごしてるのが好き」と漏らしている。これはジャニーズの大先輩・中居正広とそっくりだ。
「中居も野球を観戦しながら、焼酎でチビチビやる家飲みが断然好き。週に2回は仕事の帰りにスーパーに立ち寄ってから家路に着き、1日5~7時間も飲むことが珍しくない。麦焼酎『いいちこ』を愛飲していた時期があり、1週間で2升を空にすることもあるそうです」(前出・テレビ誌ライター)
SMAP、嵐ともに、日本のトップアイドルであるのはいわずもがな。しかし、中居、大野はともに、生活は質素で地味で、外食嫌いの超庶民派。嵐の芸能活動休止後、もっとも懸念されるのは大野の“中居化”。家飲みに拍車がかからないことを、今はただ願うばかりだ。
(北村ともこ)