山口達也が芸能活動を休止してから約1年。彼がいないことでTOKIOとその出演番組は大きな影響を受けている。中でも特に困っているのは「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)だろう。
事件によって山口関連の映像はお蔵入り。他の4人の出演を増やして対応しているが、番組のパワーダウンは明らかで、視聴率も低下している。最近はTOKIO以外のジャニーズタレントが出演することも増えた。
5月19日放送の「鉄腕ダッシュ」では、V6の坂本昌行が出演した。坂本が出演したのは「DASH ご当地PR課」。坂本と城島茂が高尾山の隣にある陣場山をPRした。
批判を受けたのは陣場山を流れる北浅川で釣りした場面。坂本はエサとなる川虫に触ることを断固拒否。同行者に針につけてもらう様子が放送された。
「他の番組なら虫に触らないのもいいでしょう。ですが『鉄腕ダッシュ』でそれはありえない。昨年8月に虫が嫌いだという嵐の二宮和也が出演しましたが、彼は最初こそ拒否したものの、最後はちゃんとコクワガタを触っています」(テレビ誌ライター)
坂本の行動に視聴者から「坂本ヘタレすぎ」「この人は何をしにダッシュに出てきたのか」と厳しい声が上がっている。
「この企画は本来なら山口と城島が担当していたはずです。山口がいないので仕方なく坂本に白羽の矢を立ったのでしょう。完全なミスキャストですね。小さなことではありますが、もうひとつ坂本がやり玉に上がっています」(前出・テレビ誌ライター)
それは城島と坂本が集めた食材を使って、陣場山の新名物となる料理を作る場面。料理番組を持っている坂本がレシピを考え、山菜と川魚のパエリアを作った。ここで坂本はパエリアに用意されていたコンソメスープを使用したのだが、「コンソメは作らないの?」「ありものスープを使っちゃうんだ?」と疑問の声が上がったのだ。
「山口は『この番組に買うって発想はない』という名言を残しています。なんでも作るのが鉄腕ダッシュだと。山口であればコンソメスープから作るぐらいのことはしていたはず。やはり彼がいないことでパワーダウンは否めません」(前出・テレビ誌ライター)
坂本の姿勢によって山口不在による穴の大きさが露呈した鉄腕ダッシュ。今後、起死回生の手はあるのだろうか。