歌手・俳優の星野源が7月23日に放送された自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に出演。髪型を変えた理由について言及している。
番組ではリスナーから「最近のお写真を拝見すると、前髪を分けているスタイルに変わったようなのですが、お仕事の関係でしょうか」という質問が寄せられていた。
確かに、以前までの星野はおでこが隠れるように前髪をまっすぐおろしたヘアスタイルのイメージだったが、最近のオフィシャルツイッターなどの写真を見るとおでこが見えるように前髪を分けた髪型が目立っていることを受けての質問だったようだ。
これについて、星野は「これ仕事全然関係ないんです」と返答。その詳細な理由については過去にくも膜下出血が原因で開頭手術を受けていたことに触れたうえで、手術跡の関係上できる髪形とできない髪型があることを説明し、そういった事情から、おでこを隠すような髪形にしていたそうだが、「(現在の髪型)いいなって思った瞬間に、あ、傷あるから隠さなきゃ、ダメだわって思って」と、一瞬の葛藤をきっかけに「なんで俺は傷を隠そうとしてるの?いいじゃない別に傷が見えたからって」「(傷が)見えるところがあるかもしれないけど別にいいや」と傷跡を隠そうとするよりも、自分がしたいようにすることを優先するという心境の変化を告白している。
「本人にとって、かなり意味のあるイメチェンだったということで、ファンからは『素敵な考えだと思います』『パワーをもらいました』『同じような悩みを持っている人の良い手本』などといった反響が見られています」(エンタメ誌ライター)
関ジャニ∞の安田章大も17年に脳腫瘍の一種である髄膜腫の摘出手術を受けているが、18年9月辺りからはサイドを刈り上げたヘアスタイルにしてあえて手術跡を見せる髪型にしたことで、その生きざまに惚れたというファンも多かったようだ。
手術跡の傷をあえて見せることは本人たちにとっては悩んだ末でのイメチェンだったかもしれないが、同時にファンだけでなく、多くの人々に対するメッセージにもなった。今後もありのままの“星野源”を表現してほしい。
(田中康)