随分長いこと恋人がいないと、誰彼構わず「私の結婚、なんとかしてくださいよ!」なんていう女性がいますよね。実は、そんな女性でも決してモテないタイプではないのです。見た目だって美しい。とてもまじめで性格もよく、飲み会などではせっせとお世話をするタイプ。それでも恋人ができないのは、固定概念に縛られ過ぎているからという気がします。
男性のこういう仕草や話し方がダメ、あれもこれも嫌。それに加えて「社内恋愛なんてありえない!」というのです。別れてしまったときでも顔を合わせ続けなければならないので、それを考えると「社内の男性には目が向かない」とはよく聞きますよね。確かに近年は、多くの企業でコンプライアンスがはっきりしています。とくに大企業になると、同じ職場の同僚であっても、宴会に誘うことすら難しい場合もあるようです。女性から誘うのも男性から誘うのも、難しい時代のようですね。
でも、あなたの職場のセクハラ規定が厳しくなく、男女どちらからもオープンに誘い合える環境でしたら、ぜひとも社内恋愛をオススメしたいです。なぜなら、人は近くにいる人を好きになりやすく、近くにいる人から好かれやすいという心理があるからです。
あれはダメ、これもダメ……。そうして、近くにいる人たちとの恋愛を禁じていることの多い昨今ですが、だからこそ、恋人が欲しいのにいない人たち、結婚したいのにできずにいる人たちが多いように感じます。
そもそも、人が誰と付き合おうが、それがセクハラなどではなければ、誰にも文句は言えないはずです。恋愛も結婚も個人の自由なのですから。「社内恋愛は嫌」というタガを外せば、自分の本心に気付く場合もあります。ほら、あなたと同じフロアのあの人、実はあなたの好みのタイプだったりしませんか? もう一度、社内を見渡してみてくださいね。
(恋愛カウンセラー・安藤房子)