今年で41回目を迎える「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ系)。この時期になると、毎年恒例のようにマスコミを賑わすのは、出演者のギャラ問題だろう。チャリティを謳いながら、ギャラをもらって出演するタレントに、疑問符を投げかける人が少なくないのだ。
お笑い界の大御所・ビートたけしはかつて自身のラジオ番組で「出るなら全員ノーギャラにすべき」「あんな偽善番組は大嫌い」と発言している。また、明石家さんま、所ジョージも同様の理由で、出演を拒否しているそうだ。特に、チャリティマラソンランナーに対しては、多額のギャラが発生しているのではないかという疑問が毎年のように燻る。「ランナーへの報酬は1000万円」なる噂は、すでに事実であるかのように広まっている。出演者のギャラに関しては日テレが「基本的にボランティアでお願いしております。しかし、拘束時間の長い方など、場合によっては謝礼という形でいくらかのお支払いをしております」と発表しているのに、である。
では、なぜ毎年高額のギャラが話題になるのか。
「まず、日テレの発表は本当です。ですが、マラソンランナーやパーソナリティには、放送前の告知や放送後、同局の様々な番組に出演します。そのギャラが高額に設定されていて、それらを合算するとそれなりに大きな金額になるのです」(芸能ジャーナリスト)
同局が募金額だけではなくCM、グッズの売上金、製作費、謝礼金などをすべて明らかにした収支を報告すれば、視聴者も“スッキリ”すると思うのだが。