ジャニーズ事務所の元社長・ジャニー喜多川氏が亡くなって9月9日で2カ月が経った。息を引き取った3日後の7月12日には、東京・渋谷のジャニーズアイランドの稽古場で家族葬が執り行われ、およそ150人の“子ども”たちが参列した。
その1人である木村拓哉は家族葬のおよそ2週間後、10月スタートの主演ドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)の撮影のために渡仏。およそ1週間、「ミシュランガイド」掲載の超高級店で撮影したという。
恩師の逝去をバネにして、一流俳優として仕事に邁進する木村。現場の評判はすこぶる良く、かつて共演した某若手女優はいまだに尊敬する俳優に木村の名を挙げる。
「映画『無限の住人』で初共演した杉咲花もその1人です。木村は不死身の剣士・万次を、杉咲は彼に用心棒を依頼するヒロインの浅野凜と、彼の妹役・町という1人2役を演じました。作中ではほとんど一緒にいたので、木村はクランクインからアップまで、杉咲しか映らないシーンでも、常に視線の先にいるよう心がけていたそうです」(エンタメ誌ライター)
食事も一緒。杉咲が豚しゃぶ好きであることを知ると、牛しゃぶ派の木村は豚しゃぶ店を調べて、連れて行ってあげたという。パワーチャージのために必携していた“行者にんにく”は、杉咲にしょっちゅうおすそ分けしていた。
「映画が公開された後も2人のイイ関係は続き、杉咲が10月2日に二十歳の誕生日を迎えたときは、木村から業務用のかき氷機が届けられています。撮影時、杉咲は冬でも食べるほどかき氷好きであることを打ちあけていて、それならばと木村は成人する誕生日にかき氷機をプレゼントすることを約束。それを覚えていたのです」(前出・エンタメ誌ライター)
キムタクの凄腕テクニック“キムテク”にメロメロの杉咲。日本映画界を支える大女優になることが間違いない彼女の心は、木村にしっかり握られている。
(北村ともこ)