いまや「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で物議を醸しまくっているアイドルオーディション企画「MONSTER IDOL」の勢いが止まらない。12月4日に沖縄合宿3日目の様子が放送されると、ツイッターではハッシュタグ「#モンスターアイドル」が日本のトップトレンドにランクイン。次回放送の12月18日にはMONSTER IDOLだけで1時間SPを組むという、もはやお祭り状態になっている。
それほどまでに話題を呼んでいる企画ゆえ、毎回の放送終盤に脱落を言い渡される候補メンバーの辛さもまた、想像を絶することだろう。12月4日の放送では、クロちゃんの頬にキスをするという捨て身の戦法を繰り出したヒナタが、あえなく脱落の羽目に。「なぜ、どうして?」とつぶやきながらワナワナと震えるヒナタは最後、悲鳴ともつかない大声をあげながら号泣し、スタジオで見守るダウンタウンらを震撼させていた。
その一方でヒナタは番組終了後、自身のアカウントで「候補生のみんな素敵な時間をありがとう!応援してくださった皆様ありがとうございましたっ」と前向きなツイート。どうやら完全燃焼することができたようだ。そして彼女がアイドル企画の後に出した結果が、クロちゃんの慧眼ぶりを表わしていたというのである。アイドル誌ライターが指摘する。
「クロちゃんはヒナタを落とした理由として、自身の目指すグループの方向性を『カワイらしい感じ』と定義したうえで、『ヒナタはどちらかというとカワイイというよりはカッコいい系のほうが似合いそうだったから』と説明していました。そしてその言葉の通り、ヒナタは彼女が通っている音楽系のスクールにて、バンドメンバーの一員として結果を残すことができたのです」
ヒナタは脱落を報告したツイートの46分後に、〈アイドルは落選しましたがバンドでは入賞することができて嬉しかったーーーー!!!!〉と、スクールの発表会にてバンドとして入賞できたとツイート。〈クロPの「カッコいい方が合ってる」って間違ってない〉と、クロちゃんの言葉を引用しながら、その喜びを爆発させていた。
しかも、彼女のバンドの名前はまさかの「Monster idol」。テレビの「MONSTER IDOL」では無念の脱落に終わるも、同じ名義で結果を残すことに成功していた。そんなヒナタの才能を見抜いたクロちゃんは、やはりアイドルプロデュースに関してはタダ者ではないのかもしれない。
(白根麻子)