最近は、“おひとりさま”という言葉が浸透していますよね。そんな中、おひとりさまに関連する専門用語が増えてきているようです。人との世間話の最中、「え、それってどういう意味?」とならないように、いくつかのおひとりさま用語を紹介していきましょう。
そもそも、おひとりさまとは、従来は「婚期を逃した女性」を指すものでしたが、今では、「独身を謳歌している」という意味でも使われるようになってきました。とはいえ、“生涯独身”という先の問題も出てくることから、今では、終活関連で多く使われ始めているようです。
■「シングル消費」
1人で外食したり、温泉旅館に泊まったり、カラオケに行ったりと、本来は2人以上で行うことが多いことを1人で行い、消費することを「シングル消費」といいます。近年はおひとりさま市場が活性化しており、おひとりさま中食・外食市場が目立った伸びをみせているようですね。
■「ソロ終活」
鎌倉新書によれば、「ソロ終活」とは「身寄りがなく、自身の死後を託す人がいないおひとりさまが取り組む終活」のことを指すのだそう。人生100年時代、少子高齢化や孤独死など、現代日本のリアルが生み出した言葉といってもよさそうです。
■「没イチ」
同じく鎌倉新書によれば、「没イチ」というのもおひとりさま用語の一種なのだそう。これは、離婚経験者の「バツイチ」になぞらえた造語で、「配偶者が没し、一人になったこと」を指すといいます。今の時代、おひとりさまは独身に限らず、パートナーに先立たれた状態をも指すというわけですね。
おひとりさまが当たり前になるこの時代、自分がいつそうなるか分かりません。ポジティブに捉える意味でも、おひとりさま用語、こっそり覚えておきましょう。