俳優・沢村一樹主演の月9ドラマ「絶対零度～未然犯罪潜入捜査～」（フジテレビ系）の第9話が3月2日に放送され、平均視聴率10.0％を記録。4話ぶりに二桁にのせてみせた。同回では沢村と水野美紀の“不意打ちキス”が描かれ、視聴者に衝撃が走っている。
「第9話では、間近に迫った東京サミットを狙った爆弾テロの可能性が浮上。テロへの関与が疑われた未然犯罪潜入捜査班（通称ミハン）の上部組織である法務省官僚の香坂（水野）が突然姿を消し、ミハンのリーダー井沢（沢村）が香坂の居場所を突き止め彼女を追い詰めるといった流れでした」（テレビ誌記者）
井沢が爆弾テロの真犯人が香坂の弟ではないかと問い詰め、「一人で抱えないでほしい」と詰め寄る。香坂は涙をこらえながらピストルを突きつけるも、井沢が香坂の腕を取る。次の瞬間、井沢を強く抱きしめ唇を重ねる香坂は、井坂の耳元で「あなたに…出会わなければよかった」と思いを打ち明ける。しかし油断する井沢はその後殴打され後を追うも、香坂は真犯人の手によって殺されてしまう。このスリリングな展開にネットでは「グッときた。しんどい。めちゃくちゃしんどい」「世界で一番切ないキスシーンなのでは？」といった胸アツの感想が多数上がっていた。
「52歳の沢村は、田村正和の『じんべえ』（1998年）以来となる50代の月9主演。まさかの起用に当初は驚きの声もありましたが、今回の45歳の水野とのキスシーンは見応え十分。切なすぎる大人の“不意打ちキス”が視聴者の心を打ったのは間違いありません。2017年の『奪い愛、冬』や2018年『あなたには渡さない』（共にテレビ朝日系）で大人の女性の魅力を見せつけてきた水野の面目躍如といったところです」（エンタメ誌ライター）
「絶対零度」もいよいよクライマックス。真犯人とともに視聴率の推移も気になるところだ。
（窪田史朗）
