日本テレビの人気番組「世界の果てまでイッテQ!」が大幅なキャストのリニューアルに踏み切る可能性が浮上しているという。東スポWebが5月8日に報じている。
同メディアは【「イッテQ!」世代交代イモト、森三中が卒業へ 後継は「3時のヒロイン」】と題した記事の中で、同番組がマンネリ化や視聴率の伸び悩みを解消すべく、最大の功労者であるお笑いタレントのイモトアヤコと森三中を卒業させる運びとなっていると報じた。
だが、女優業への憧れを抱くイモトに至っては、番組のキャスト一新構想を持ちかけられた際、自ら降板を申し出たといい、最終的には森三中もイモトの意向につられるように卒業を決意したという。記事内では、彼女らも40代となり体当たり企画がキツくなってきたこと、黒沢かずこの新型コロナウイルス感染など、様々な事情も綴られたが、同番組のファンにとって最も“受け入れ難い”内容は、その後継候補にあるようだ。
「東スポは、すでに女芸人枠の後継者には吉本興業所属の女性トリオ『3時のヒロイン』が引き受けることで『すんなり話はまとまった』という関係者の証言を掲載していますが、イモトと森三中といえば同番組のイメージを作り上げた、まさにシンボル的存在。たしかに3時のヒロインは女性トリオ芸人としては最も勢いに乗っていますし、森三中と同じ3人組という点にこだわるのであれば、他に有力候補が居ないのも現状ですが、この世代交代によってもはや別番組の様相を呈してしまう可能性もあります。もちろんそれがリニューアルの意義でもあり、マンネリ打破の為の施策なのでしょうが、ネットでは『これが本当ならイッテQはさらに視聴率降下すると思う』『3時のヒロインを面白いと思ったことがない』『イモトさんがいないイッテQは考えられない。残念だけどもう見ない』『番組の終わりは近い』と悲観的な声が多いですね。イモトが番組を盛り上げただけでなく、イモトのキャリアも支えてきたイッテQですから、このイメージをどのようにして変えていくのか、3時のヒロインにとってはかなり大きな挑戦となりそうです」(テレビ誌ライター)
東スポの記事では、3時のヒロインの笑いのセンスについて、同番組MCのウッチャンナンチャン・内村光良が太鼓判を押しているとも伝えており、ひとまず番組トップのハートは射止めた格好。
強烈なボディーのインパクトを誇るかなでとゆめっちは共に20代であり、“珍獣ハンター”などの体当たり企画には最適とも考えられるが、現レギュラー陣のインパクトがあまりにも強いため、世間からの逆風はかなり強いものとなっている。
イッテQの古参ファンを満足させる為にも番組の色を過剰に変えてしまうことなく、それでいて、3時のヒロインとしての新たな個性を打ち出していかなければリニューアルの意味が無くなってしまう。
3時のヒロインとしては、紛れもなくキャリア史上最大の“ミッション・インポッシブル”となりそうだ。
(木村慎吾)