5月20日にTBSラジオで放送された「伊集院光とらじおと」にゲストとしてフリーアナウンサーでタレントの田中みな実が出演。フリーになった理由や、話題のドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)について番組パーソナリティーの伊集院光と本音トークを繰り広げた。
ゲストコーナー開始早々、伊集院から“嫌いなアナウンサー”ランキングに入ってたことを聞かれると、田中は「今も嫌われ女子アナ上位を争ってますし、何なら嫌いな女という、より広いジャンルに入っています」とケロリ。続いて、フリーになったきっかけを問われると「当時、月~金の朝に大きな改編があったんですね。常々帯番組をやりたいと言っていたので、キャスティングされると思ってたんです。で、来るだろうと思ってたら、一切名前があがらなくて。このままブリっ子を30までやって、それから需要がなくなってしまったらどうしようと思って」と局アナを続けることに葛藤があったことを明かし、「まだ余力のあるうちにブリっ子でも何でもいいから、外に出たら帯番組をできるチャンスがあるかもしれないと。とにかく月~金の番組がやりたかった」と帯番組への強いこだわりがあったことを語った。
また、「フリーになってからもアナウンサー以外の仕事は基本的にお受けしない。写真集やスタイルブックのお話がきても、やれませんとお断りしてたし。ドラマのお話がきても、私はアナウンサーなんで」と、“フリーアナウンサー田中みな実”をブランディングしようとしていたことを告白。しかし、そのこだわりを外したとたんに、さまざまな仕事が舞い込んできたという。
この日の番組でトークが一番盛り上がったのは伊集院光がドはまりしているという、田中みな実が出演中のドラマ「M 愛すべき人がいて」について。田中は眼帯を装着し、嫉妬心が異常に強く狂気すら感じさせる謎の美女役を演じている。
「伊集院から田中の怪演が話題になっていることを振られると『しばらく作品から離れてしまっているので、私もちょっと穏やかな顔になってきちゃったんですけど。やってるときは目がギンギンなんですよね』と語り、演じることに恥ずかしさはないか問われると『照れたら終わりじゃないですか。現場でも大真面目にやっているからみんな』『だから台本としっかり向き合っちゃう。この伸ばし棒はどう表現すればいいんだろうとか。鈴木おさむさんの台本で伸ばし棒は、3行分のあるんですね。時間にしたらどれくらいなんだろうと考えて。局アナの頃に受けた長音の出し方だと思ってやってみたんですけど、“許さなーーーい”というセリフを言っているシーンで提供クレジットが入っちゃって』と笑わせました。
伊集院は『芸達者な役者陣に交じって、田中みな実は1つしかない引き出しからあの怪演を出してきてるから、ずっこけたら終わりだと思ってた。その危うさが俺をひきつけてやまない。だから“M”はみな実の“M”だと思ってる』と大絶賛。リスナーからは《わざとらしすぎて、見てられない》《で、帯番組はいつやるんですか》などと相変わらずネガティブな声もありましたが、局アナ時代、『自分に飽きちゃった』と思って独立を考え始めたと吐露したように、次はどんな挑戦を見せてくれるのか、まだまだ話題を振りまいてくれそうです」(芸能記者)
快進撃を続ける田中みな実から、ますます目が離せない。
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