ノンフィクション作家の石井妙子氏の書著「女帝 小池百合子」が売れに売れている。小池百合子氏の生い立ちから現在までを追ったノンフィクションだが、小池氏の生き様があまりにも“サイコパス”だとして話題を呼んでいる。
5月29日発売された同書はAmazonの“議会・国会カテゴリー”では連日ベストセラー1位を記録しており、発売まもなくして大注目の1冊となっている。
帯には「救世主か?“怪物”か?彼女の真実の姿。」という文字。ノンフィクション作家の石井妙子氏が、小池氏のカイロ大学生活をよく知る元同居人の女性から、当時の手紙や手帳などの資料と共に詳細な証言を得て、カイロ大学時代をはじめとする彼女の人生を掘り下げている。同書は、マスコミで度々取り上げられた「カイロ大学の学歴詐称」を暴いているが、それは小池百合子という人間の“ヤバさ”の氷山の一角に過ぎない。
阪神淡路大震災後、小池と同郷である芦屋の被災者女性たちが小池氏に窮状を訴えると、小池氏は指にマニキュアを塗りながら対応し「もうマニキュア塗り終わったから帰ってくれます?」と言い放ったという。また、北朝鮮拉致被害者の横田夫妻が涙の会見を行った会見場で、小池氏は帰り際にバッグを忘れ、大きな悲しみが包まれている会場に慌ただしく駆け込み「あったー、私のバッグ、拉致されたかと思った」と叫んだというのだ。同書にはこうした“最低”エピソードが満載だ。
「『女帝 小池百合子』が発売された直後からSNSでは『面白すぎる』との感想が飛び交いました。ブロガーで自称作家のはあちゅう氏も、Twitterで『日本版の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」だわ…!』と、レオナルド・ディカプリオ主演の天才詐欺師の半生を描いたコメディ映画を例に出して絶賛しています。他にも、『サイコパスが世を恨み、妬み、復讐していくホラーノンフィクション。幼少期からの伏線が全て回収されていく怒涛の後半生は圧巻』『ホラー映画“黒い家”並のホラーだった。映画化してほしい』『余りの恐ろしさに小さく悲鳴を上げている。これまでホラーものを読んだり、バイオハザードなどをプレイしてきたが、正直この本が一番怖い』『真実を歪めて、虚飾で覆い隠してしまう人間が都知事として圧倒的支持を集めている。マジのホラー』『サイコパスエピソードてんこ盛りで本当に怖かった。特に舛添要一さんと石原慎太郎さんへの復讐話が1本映画作れるレベルでホラー』『園子温監督に映画化してほしい』『怖いのは、これがノンフィクションだということ…』などと小池百合子氏のエピソードひとつひとつが“ホラー並みに怖すぎる”といった声が多く寄せられました」(週刊誌記者)
6月9日、小池百合子氏の学歴詐称疑惑に対して、カイロ大学が「小池氏が1976年に卒業したことを証明する」との声明を出したとの報道があった。しかし、カイロ大学が簡単に卒業証明を出すことは、本の中に書かれている。
「カイロ大学に卒業証明を証言させたニュースを見て『本に書いてある通りだったので、現実とシンクロして怖くなった』『小池百合子が笑っている顔をテレビで見るたびにゾワッとするようになってしまった』などと、『女帝 小池百合子』を読んだ後は、小池氏の顔を見るだけでも恐怖を感じるようになってしまうという人も多いようです」(前出・週刊誌記者)
間もなく火蓋が切られる、東京都知事選。小池百合子氏は再選出馬を表明する方針を固めたそうだが、女帝の運命はいかに…。
(金宮炭子)