落語家の立川志らくが8月6日放送の「グッとラック!」(TBS系)に出演し、著名人がPCR検査を迅速に受けられる理由について見解を述べている。
体調不良を訴え、37.5度の発熱があったことから、3日ぶりの番組出演となった志らく。新型コロナウイルス感染の可能性もあるとされていたが、「もう平熱に戻っていますし、PCRとCTも撮って陰性だということで。念には念を入れてリモート(出演)ということになりました」と報告した。
続けて、PCR検査をなかなか受けさせてもらえないケースが多発している現状において、志らくを含む芸能人やスポーツ選手が比較的早く検査を受けられる傾向がある点についても説明。「“上級国民か”とか言われるんですけど、決してそんなことはない。スポーツ選手や芸能人に限ったことではなく、大きな企業は病院と提携したり、芸能人の多くはホームドクターがいたり、主治医がいたりするじゃないですか。そういった関係で(一般人よりも早く)診てもらえる」との持論を述べている。
「実際に、発熱の症状が出た後にすぐPCR検査を受けることができた著名人の口から、こうした検査までの経緯や事情の説明はほとんどなされておらず、志らくは国民が抱く不安や疑問を一部解消したといえます。ネットでも、そういった志らくの姿勢を称える声がある一方、この説明で完全に国民の疑問を払拭できたかといえば、微妙なところだとする反応も多いです。『大企業、スポーツ選手、芸能人には提携病院があったり、かかりつけ医がいたりするので、すぐ検査できました!ってそれを上級国民って言うのでは?』との指摘や、『ホームドクターがコロナの検査をしているわけじゃないでしょ?』『ホームドクターは誰でも持てるが、その医者がどれだけ顔が利くかとか、権力あるかの問題。知名度ある人なら病院側もエース級を出してくるし』などの声があり、結局は“上級国民”であるが故の優遇ではないのかというコメントが上がっています。中には、回りくどい説明をするくらいなら、“我々芸能人は替えが効かないビジネスをしているので周囲も迅速に動いてくれる”とストレートに言ってくれた方が納得できるという意見も出る始末です」(エンタメ誌ライター)
誰もが抱く疑問に真っ向から向き合い、説明を果たした志らくではあるが、一般庶民にとってはあまりスッキリしない内容だったといえそうだ。
(木村慎吾)