7年ぶりに帰ってきた俳優・堺雅人主演のドラマ「半沢直樹」(TBS系)の視聴率が、初回22.0%から第2話22.1%、第3話23.2%と右肩上がりを続けている。
人気にひと役買っているのが、今回から加わったお笑いトリオ、東京03の角田晃広の演技だ。
「前シリーズで上司の不正を暴き糾弾したことで、銀行から子会社の『東京セントラル証券』に出向させられた半沢。今シリーズでは、親会社の銀行から大型買収案件を横取りするといったスリリングな展開を見せています。角田は東京セントラル証券の営業企画部・三木重行役。第2話では、買収計画を頓挫させるキーマンを演じるなど、その演技力には回を追うごとに注目が集まっています」(芸能ライター)
角田の所属する東京03は、2009年に「キングオブコント」で優勝している実力派。俳優としても2018年に朝ドラ「半分、青い。」、2019年に大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演。昨年はドラマ「これは経費で落ちません!」(すべてNHK)で横柄な営業部長役をコミカルに演じ評判を呼んでいる。
「主演の堺と角田は10年以上前からの知り合い。東京03がネタ作りをしていたファミレスで堺もセリフを覚えていたという縁。今ではお互いの舞台やライブを見に行く間柄のようです。コントの舞台を見た堺の推薦があったのかもしれませんね」(前出・芸能ライター)
歌舞伎役者、小劇場出身の役者の活躍が話題になることが多い今回の「半沢直樹」だが、コント師・角田の演技も見逃せない。
(窪田史朗)