織田裕二主演の月9ドラマ「SUITS/スーツ2」(フジテレビ系)の第7話が放送され、世帯平均視聴率は7.1%と急落。月9のレジェンド「東京ラブストーリー」黄金コンビのまさかの低迷に、驚きの声が上がっている。
「全米で大ヒットを記録したドラマ『SUITS』のシーズン2。織田演じる敏腕弁護士・甲斐正午とHey! Say! JUMPの中島裕翔が演じる天才ニセ弁護士・鈴木大輔の二人が組んで訴訟に挑む流行りのバディもの。しかも往年の大ヒットドラマ『東京ラブストーリー』の織田裕二と鈴木保奈美の再タッグが話題となり、2018年10月期のシーズン1は全話平均視聴率で二桁を達成していただけに、今回の7.1%は危険水域に入ったと言っても過言ではないでしょう」(テレビ誌記者)
加えて第7話は、5億円の賠償金と弁護士資格の剥奪を求めて訴えられた甲斐(織田)の代理人弁護士に鈴木保奈美扮する幸村チカが名乗りを上げるというゴールデンコンビの見せ場。そんな神回だったのだが、V字回復どころかまさかの視聴率の急落で関係者もショックだろう。だが前週からマイナス1.4ポイントも下がったのには理由があるようだ。
「『SUITS/スーツ2』は弁護士ドラマでありながら、これまで法廷シーンがあまりありませんでしたが、今回は裁判で勝ち目があるかどうかを証明するために延々と模擬裁判劇が続いた。いくら原作が大ヒットしたとはいえ、月9の枠で模擬裁判劇を延々と見せられたら、いくら何でも厳しい。途中で離脱した視聴者もいたのでは」(制作会社関係者)
さらに、織田演じる甲斐正午と鈴木演じる幸村チカの関係性にも、苦言が呈されている。
「模擬裁判の中で、長年甲斐を信頼して見守り続けてきたチカの心情が垣間見られる素敵な弁護シーンが登場しますが、あそこで二人の過去の関係がわかるようなドキドキするようなシーンが登場していれば、視聴者は心掴まれていたはず。『東ラブ』を観ていた世代を積極的に掴みに行かないと、視聴率の下落に歯止めをかけるのは難しいかもしれません」(前出・制作会社関係者)
初回11.0%から7%台まで落ち込んだ「SUITS/スーツ2」。コロナ中断というハンディがあったとはいえ、なんとかここから「東ラブ」最強コンビの底力を見せてほしいところだ。
(窪田史朗)