お笑いコンビ・鬼越トマホークの坂井良多と金ちゃんが8月27日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演し、得意の“ケンカ芸”でダウンタウンの2人をイジっている。
些細な言い争いから掴み合いのケンカに発展し、それを仲裁した人間に対してピンポイントな毒を吐くネタが人気を博す鬼越。意外にも「ダウンタウンDX」にはこの日が初登場となり、「ダウンタウンさんの前では絶対にケンカしたくない」と自制しながらも、やはりお決まりのパターンへと突入した。
坂井と金ちゃんがお馴染みの揉み合いを始め、まずは松本人志が「やめとけ」と制止。すると、坂井から「うるせーな!ちょくちょく娘のことツイートして好感度上げようとしてんじゃねぇ」との言葉が浴びせられ、金ちゃんからも「すいません。ただ、最近筋肉でも笑い取り出してきて、やってることなかやまきんに君と一緒なんで」と追加射撃を受けている。
続けて、相方・浜田雅功についても「最近老けてきておじいちゃん化してるぞ!」「番組で疲れてる時、みのもんたに見える時があるんで」と口撃。鬼越トマホークのケンカ芸が初めてダウンタウンの2人に炸裂した瞬間だった。
「松本と浜田に対するイジりは共に“尖りまくっていた時代”からの変化を指摘するもので、確かに的を射るものではあります。しかし、その破壊力についてはややマイルドな印象でしたね。過去には先輩芸人のアンガールズの田中卓志と山根良顕に対して、『お前ら、田中しか売れてねぇじゃねぇかよ!』と生々しいコンビ間格差の存在に触れる暴走ぶりとは雲泥の差。今回、『ダウンタウンDX』の収録に先駆け、坂井はツイッター上で14年前に松本人志の自伝を読んだことが芸人を目指すキッカケになったと説明。『あれから14年…辿り着いたぞ、ダウンタウン』とも綴り、憧れの大先輩との共演を喜んでいましたから、いざ本人への暴言は緊張のあまりソフトなものに終わってしまったのでしょう」(芸能ライター)
世間が各タレントに抱くイメージや評判を巧みに言語化する鬼越。とりわけ、“ケンカ芸”は漫才やコントのようにネタのオチまでに要する時間も長くなく、余計な尺を必要としない為、今後は他番組からの出演オファーが殺到することになるかもしれない。
(木村慎吾)