KAT-TUNの亀梨和也が主演するホラー映画「事故物件 恐い間取り」が8月28日に全国で公開され、興行成績ランキングで初登場1位に輝いている。
同作は、“事故物件住みます芸人”として現在もいわく付き物件に住み続けるお笑いタレント・松原タニシのノンフィクション書籍を原作としたホラー作品。テレビ局プロデューサーからの提案で心理的瑕疵物件に住むことを余儀なくされた主人公が体験する恐怖の日々が描かれており、公開初日からの3日間で累計興行収入は4億6555万円を突破した。
配給元の松竹によれば、同作の最終興行収入は「30億円超えを見込める」とし、コロナ禍に喘ぐ映画業界に希望をもたらす大ヒットとなりそうだ。
「この映画が公開を迎える直前、主演の亀梨が未成年飲酒を報じられ、ジャニーズ事務所から厳重注意を受けた後に謝罪する事態となっていました。およそ3年ぶりに映画に主演する亀梨にとっては自らの晴れ舞台に泥を塗る格好となりましたが、『事故物件』の興行収入は順調そのもの。各映画館が座席の間引きをした状態で運営を続ける中、30億円のヒットが見込めるというのはメガヒットと言っても過言ではないでしょう。同作より1カ月前から公開している人気作『ドラえもん のび太の新恐竜』の累計興行収入がようやく25億円を突破するかどうかという状況ですから、この夏を制するのは『事故物件』になるかもしれません。亀梨も汚名返上とばかりにホッとひと安心でしょうね」(エンタメ誌ライター)
「事故物件」公開直前に自らが“いわく付きアイドル”となってしまった格好の亀梨。部屋に住み着く心霊よりも、世間からの逆風の方がよっぽどの恐怖体験だったかもしれない。
(木村慎吾)