10月11日に放送された「逃走中~ハンターと鋼鉄の魔神~」(フジテレビ系)に、多くの視聴者から不満が寄せられているという。番組全体を通して盛り上がりに欠け、逃走中ならではのドキドキハラハラ感やワクワクする感覚を楽しめなかったというのだ。
「その原因としてあげられているのが出演者の人選。今回はチョコレートプラネットやミルクボーイといった初参戦組がメインの顔ぶれとなっており、いつもの“逃走中っぽさ”に欠けていた面は否めないでしょう。田中卓志や澤部佑といった軽妙なトークで場を盛り上げるベテランの不在も響きました。そして女性視聴者を中心に《なんで今回もジャニーズが誰もいないの!?》という悲痛な叫びも少なくなかったようです」(テレビ誌ライター)
ジャニーズ勢は2018年1月6日放送の「横浜中華街大決戦!」からは5回連続で出演しており、金髪オジサンことA.B.C-Zの塚田僚一はすっかりおなじみの顔に。2019年1月5日放送の「ハンターと進撃の恐竜」ではKing & Princeの高橋海斗が逃走に成功し、60万円の賞金を勝ち取る場面もあった。ただジャニーズ勢の活躍にはアンチを中心に、批判的な声も少なくなかったはずだが…。
「一部男性視聴者には不評なものの、バラエティ番組としては女性人気目当ての『イケメン枠』が必要なのは明らか。しかもジャニーズ勢はテレビ慣れしており、自分に求められる役割も理解しているので、場を華やかにしてくれるのです。ジャニーズ勢が不在だった8月30日の前回放送では、チャラ男コンビのEXITやラグビー稲垣啓太らが男臭さを発揮することでその穴を埋めていましたが、今回はどうにもイケメン枠が弱かったこともネガティブに作用したのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
今回の放送には、吉本×韓流で結成されたアイドルグループ「JO1」から川西拓実が参戦。しかし初出場のためか遠慮がちな姿が目立ち、見せ場となった巨大ロボのミッションでもランチャーを発射するチョコプラ長田庄平に弾を手渡すという地味な役目に徹していた。
「韓流方面では大いに話題になった『JO1』も一般視聴者にとってはまだ知名度が足りず、ほかにも俳優の杉野遥亮や早乙女太一、声優の下野紘らが出演していたものの、視聴者の脳裏に活躍ぶりを刻み込むには至りませんでした。決して彼らが力不足というわけではなく、それがかえってジャニーズアイドルの芸達者ぶりを浮き彫りにしたのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
ジャニーズファンからは「Snow Man」や「SixTONES」メンバーの登場を望む声も高まっている。果たして来年1月放送予定の「新春SP」にジャニーズタレントは出演するのだろうか。
(白根麻子)