【4・9】子宮の日に人気YouTuber医師から学ぶ「子宮頸がんから子宮を守る」2つの方法

 4月9日は子宮(子4宮9)の日。みなさんご存じでしたか?

 せっかくの機会なので、普段あまり目を向けない方も子宮について考えてもらえればと思います。

 今回は子宮にかかわる病の中でも若い方の罹患率が高い子宮頸がんについて、YouTubeチャンネル「~ゼロからわかるがん医療~ゼロがんチャンネル」で、がん医療に関する情報発信をしている「銀座みやこクリニック」の濱元誠栄院長に教えていただきました。

●子宮頸がんは圧倒的に若い世代が多いがん

 子宮頸がんは乳がんほどの罹患率ではないものの、10代でもがんになることがあり、20代で急激に増え、30代後半がピークという若い世代も気を付けないといけないがんです。毎年3000名が命を落とし、小さいお子さんを抱えた子育てママもその中に多く含まれることからマザーキラーとも呼ばれています。

●子宮頸がんは2段階で予防できる

 子宮頸がんの原因はヒトパピローマ(HPV)ウイルスによるものとされていますが、その原因の性交渉。性交渉を経験するとそのうちの50~80%はHPVウイルスに感染するといわれています。HPVウイルスにはいくつも種類があり、その中でもがんになりやすい型のウイルスに感染した場合、4年以内に2.5%の方ががん化してしまいます。そのため若いうちに悪性度の高い型のウイルスに感染した場合、10代や20代で子宮頸がんを発症してしまうこともあるのです。

 まず、予防の1段階目としては子宮頸がんワクチンです。2023年より、これまであった悪性度の高い2型のみのワクチンに加え、ハイリスク7型も加えた9価ワクチンの接種が公費(年齢制限あり)で受けられるようになり、大部分のHPVウイルスを予防できるようになりました。

 2段階目は子宮頸がん検診です。HPVウイルスに感染しても、その90%が3年以内に自己免疫で身体から排除されます。排除されなかった場合もいきなりがんになるわけではなく、軽度異形成⇒中度異形成⇒高度異形成と、前がん病変という段階を踏んでがんに変化していくため、途中で発見することができます。

その過程でも自然治癒していくので、軽度・中等度の場合経過観察で様子を見ていきます。

 がん化してもある程度進行するまでは不正出血や性交痛などの症状はでないので、症状がでてから病院に行くとがんが進行していて子宮全摘出になるケースもあるため、前がん病変の異形成の状態で見つけてあげるということが非常に重要になるので、20歳以降性交渉の経験がある方はまずは定期的な検診にいくことをおすすめします。子宮頸がんについては、「ゼロがんチャンネル」の中でもお伝えしています。

(安藤恵美)

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