「四大陸フィギュアスケート選手権2017」で欠場となった宮原知子に代わり、急遽出場したものの10位と成績が奮わなかった本郷理華。汚名返上の機会でもあったアジア大会でも思うような結果を残せず、日本の女子フィギュアスケート界の勢力図に動きがありそうだ。
「本郷は16‐17シーズンを通して不調でした。GPシリーズも含めて表彰台はゼロ。四大陸選手権は急に舞い込んできた出場ですから調整も難しいですし、アジア大会も四大陸選手権の直後で疲労を溜めての出場ですから大変だったとはいえ、フリーで崩れて4位という結果に。昨年、一昨年は四大陸選手権で表彰台に乗り、宮原に次いで平昌五輪出場は濃厚という見方もあったのですが、今季は不調に加え、四大陸選手権でも台頭してきた若手の三原舞依、樋口新葉に順位で下回り、平昌五輪出場に黄色信号が灯っています」(女性誌記者)
五輪出場には女王・宮原選手に三原、樋口、本田真凜、悲願の復活を狙う浅田真央、そして本郷の6人での熾烈な争いが予想される。まずは3月末に開催される世界選手権で、何としても「五輪出場3枠」を取ることが重要だ。
(芝公子)