12月6日放送の「THE MANZAI」(フジテレビ系)で、「桜を見る会」など社会問題を取り上げた風刺漫才を披露したお笑いコンビ・ウーマンラッシュアワー。ひたすら相槌を打つ中川パラダイスと、一気にまくし立てる村本大輔によるパフォーマンスとなったが、それを見たビートたけしが「ああいうの、北千住の駅前によくいたな。いいね」とコメント。この発言を“皮肉”と受け取ったネット民は「さすが」「いいところを突いている」「つまり漫才になってないってことですね」などの反応を示し、SNS上でも話題を呼んだ。
この、思わぬ反響を受けてか、村本が“反論”したところ、新たな炎上を呼ぶ結果となったようだ。
「9日、村本さんがメディアプラットフォーム『note』に長文を寄せたんです。これまで同番組に出演する際は、ビートたけしさんやナインティナインさんがいる日とは別日に収録していたそうです。その理由が、たけしさんやナイナイさんの反応に影響されたくないということだそうで。『あの2組が笑っているとやっぱりそうなんだ、笑ってないと、やっぱりそうなんだ、と自分の答え合わせにできる。不安な日本人たちの答え合わせ役だ。だから僕は、その答え合わせをさせず自分の判断で「面白い、面白くない」の答えを考えて欲しくて毎年、「THE MANZAI」は指標基準のいない彼らのいない日を選んでいた』と。毎年、視聴者だけに評価を委ねていたのに、今回はたけしさんが目の前で見てしまい“北千住駅前”とコメントされたことが誤算だったということを言いたかったのでしょうか」(エンタメ誌ライター)
ところが、これに世間から「なるほど」との納得を得られたわけではなく、「過剰反応は自分の笑いに自信がない証拠」「大御所の評価を気にする時点で風刺になってないですよね」「答え合わせって何?」「好きでやってるならしみったれた言い訳なんかしてないで、たけしもわかってねえなと流せばいいのに」と、SNS上には苦言が散見されてしまった。
村本は「意見に自信のない人たちは主語に『僕は』が消えている。“僕は”を消し“たけしは”にすり替えてもそれは所詮、虎の威を借る狐。虎に化ずに自分の言葉で自分の考えを述べれる人たちになって欲しい」と、再反論。SNSにおける村本の戦いに終わりはなさそうだ。
(小机かをる)