寒い時期にぴったりな鍋料理。食材を準備してしまえば煮えるのを待つだけなので、調理の負担が少ないことも魅力の一つですよね。
日本鍋文化研究所の名誉鍋奉行である安井レイコさんによると、そんな鍋料理をさらに手軽にしてくれるのが “電子レンジ”なんだとか。そこで、基本の作り方とオススメの時短レシピを紹介していただきました。
【基本の作り方】
大鍋に具材をたっぷり入れると調理に時間がかかりますが、1人分ずつ小分けに作れば短時間で完成します。安井さんによると、次のように電子レンジを活用すれば、数分で鍋料理を作ることができるそうですよ。
1.小鍋、または深めの皿に野菜や肉などの具材をカットして入れる(包丁やまな板を使用せず、キッチンバサミでカット)
2.お好みの鍋つゆやソースをかける
3.ふんわりとラップをかけ、食材にしっかり火が通るまで電子レンジで加熱する
【鶏のレンチン鍋】
安井さんによると、切らずに使え、時短料理に適していて食感がよく、ボリュームアップにも役立つ「大豆もやし」を入れるのがオススメなんだとか。大豆もやしには、肌にうれしい大豆イソフラボンも含まれているので、野菜やきのこと共に鶏肉や豆腐を合わせた栄養たっぷりの鍋料理になるそうですよ。
〈材料〉(1人分)
■鶏肉100g/大豆もやし200g/木綿豆腐2切(約20g)/しめじ30g/長ネギ15g/れんこん・にんじんなど好みの野菜適量
■好みの鍋つゆ1人分
〈作り方〉
1.鶏肉・野菜を一口大にカットする
2.電子レンジにかけられる小鍋(または深めの容器)に、カットした鶏肉・野菜を並べ、鍋つゆを全体にかける
3.ラップをして電子レンジに入れ、600Wで5分加熱したら出来上がり
※根菜類を入れる場合は、火が通りやすいよう薄めにカットしてください。また、鍋つゆが濃いと感じる場合は、大さじ1~2の水を足しましょう(白菜など水の出やすい野菜を入れる場合は不要)。
冷蔵庫の余った食材を整理したいときや、少量だけ作りたいときにもオススメ。疲れた日は時短鍋で体を温め、たっぷり休んでくださいね。
(Nao Kiyota)