ヤラセ発覚で突如終了したあの人気番組が復活する。
5月5日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)内で番宣PRが流され、「クレイジージャーニー」が特番として5月19日に復活することが明らかになった。レギュラー放送終了から1年半振りの復活にネットでは喜びの声が挙がっている。
同番組は独自の視点やこだわりを持って世界や日本を巡る“クレイジージャーニー”たちがその特異な体験を語る伝聞型紀行バラエティ。2015年から2019年まで約4年半続いたが、スタッフによるヤラセが複数行われていたこと発覚し、2019年10月21日番組終了が発表された。
「最初にヤラセが発覚したのは2019年8月14日に放送された回。『珍しい生物を探し、捕獲する旅』で同行した取材スタッフがあらかじめ準備していた生物をその場で発見したかのようにヤラセを行っていました。その後もTBSの調査によって過去にも同様の手口でヤラセが行われていたことが明らかになったため、TBSは番組終了を決断。しかし、当時からネットを中心に『ヤラセはスタッフに問題があったためで、出演者たちには落ち度はない』という声が多く、番組終了が惜しまれていました。
出演者のダウンタウン・松本人志も当時、ツイッターで『全てのクレイジージャーニーがヤラセだったと誤解しないで下さい。あの番組ではマジの素晴らしいクレイジージャーニー達とたくさん出会えました』とツイートしていました。また昨年4月26日には『いつ再開かなぁ。ガキの使い。ダウンタウンなう。ダウンタウンDX。ワイドナショー。水曜日のダウンタウン。松本家の休日。探偵ナイトスクープ。クレイジー あっ!』とツイート。当時はボケかと捉えられましたが、今回の特番のロケはコロナ禍前に行われていたそうなので、今から考えると復活を知ってのツイートだったのかもしれません」(芸能記者)
復活にあたり、番組公式サイトでは「制作体制や情報共有のあり方など番組に内在した問題点を洗い出し、抜本的な見直しと議論を重ねました。その結果、制作過程の適正化及び再発防止に一定の道筋がついたと判断し、今回、特別番組の形で放送することを決定いたしました」と説明している。
今回出演する“クレイジージャーニー”は奇界遺産フォトグラファーの佐藤健寿、危険地帯ジャーナリストの丸山ゴンザレスら。
ネットでは今回の特番復活について《番組復活、おめでとうございます。楽しみにしてます!》《あまりにも評価が高過ぎた結果、出来ませんとか発見できませんと言えずにヤラセをして終わった番組。復活していいと思う》《クレイジージャーニー復活は嬉しいね。毎週レギュラーは大変だろうから、時々スペシャルくらいでちょうどいいと思う》など肯定的な意見が多数寄せられた。
ここから再びレギュラーへとつながっていくのかは不明だが、熱烈なファンがいる番組なので、同じ轍は踏まないように願うばかりだ。
(柏原廉)