お笑いタレントのケンドーコバヤシが6月5日にアップされたYouTubeチャンネル「カジサック」の動画に出演し、“カジサック”ことキングコング・梶原雄太との因縁の過去を振り返った。
梶原はこの日、「【超裏話】ケンドーコバヤシさんが部屋に来てくれました」と題した動画をアップし、芸歴で7年先輩にあたるケンコバと対談。“ケンコバが殴り込み”とのテロップが付され、かつて梶原がケンコバをキレさせた一部始終についてトークが進められた。
それによると、今から18年ほど前、ケンコバが吉本興業のとある劇場で舞台スタッフの女性と雑談していたところ、楽屋で寝ていた梶原が起き上がってシャドーボクシングを開始。「コバさんって、何やってたんですか?」と聞かれ、「俺、小学校から高校まで空手やってて、あと、まぁ部活で柔道やな」と返すと、梶原は「あぁ、そうなんすね。絶対ケンカしたら俺のほうが強いわ」と言い返してきたという。
その段階では冷静にスルーしたケンコバだったが、その後も梶原は「絶対、俺のほうが強いと思うんですけどね」「俺、ボクシングやってたんで、スピードに付いてこれないでしょ?」「いつでも、やったっていいですけど」などとしつこく煽ってきたため、ついにケンコバが大激怒。
「その瞬間、キレてもうて。自分でも思い出して怖いねんけど、パイプ椅子取ったんよ」と当時の状況を振り返り、そばにいたスタッフの仲裁によって揉み合いにはならなかったようだ。ケンコバはあまりの怒りで、その後の打ち合わせやネタ作りに専念できず、「なんやアイツって」と震えていたと回想した。
このエピソードを明かされた梶原は全く覚えていないとしていたが、徐々に「うっすら思い出してきました。おそらくお兄ちゃんの感覚で絡みにいってた」と記憶を蘇らせ、「遊びみたいな感覚でいってたのかもしれないです。本当に申し訳ございません。若気の至りとさせてください」と謝罪している。
「若気の至りとはいえ、7年の先輩に対する言動としてはなかなかな無礼をはたらいていた梶原。過去には同期のお笑いトリオ・ロバートの山本博やドランクドラゴン・鈴木拓からも、『はねるのトびら』(フジテレビ系)時代の飲み会での大ゲンカエピソードを暴露されたことがあり、鈴木は西野亮廣よりも『本当に痛いのは梶原』と表現しています。
また、梶原に対してマジギレしたのは芸人だけでなく、2019年2月には評論家の宇野常寛氏もイベントでの共演時、梶原から『失礼な絡み』や『テレビ的なイジメ芸』があったとSNSで告発。チーム対抗で梶原とゲームの対戦をしていたところ、梶原の不愉快な言動があったとして、その場を後にしたと明かしていました。こうした一連のエピソードも相まって、今回のケンコバのトークに対し、ネットでは『梶原はこんなエピソードが多い』『この人の本質だと思います』『梶原ってこういう人を舐めた感じ、すごい出てると思う』『生意気だったんだろうね』『梶原って本当にイキってた印象がある』『これは引く』といった反応が飛び交っています」(テレビ誌ライター)
たびたび、その尖った性格を指摘される多い梶原。昨年12月に出演した「あちこちオードリー」(テレビ東京系)では、周囲から孤立することが多く、「はねトび」時代、自分が楽屋に入ると人が一斉に居なくなると明かしたこともある。
当初、ケンコバをマジギレさせたエピソードをハッキリと思い出せなかった梶原だが、記憶に残らないほどに多くの人々を怒らせてきたということかもしれない?
(木村慎吾)