V6の岡田准一が6月13日放送の「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演し、ジャニーズ事務所から高校進学の費用を借りていたことを告白した。
1995年に放送された「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ系)の公開オーディションを勝ち抜き、晴れて芸能界入りを達成、すぐにジャニーズ史上最短でのCDデビューを果たしていた岡田。当時の逸話として、MCの東進予備校講師・林修は、番組サイドが選抜した有力候補メンバーらを、ジャニー喜多川さんが次々に却下し、岡田のみに白羽の矢を立てていたとのエピソードを紹介した。
事務所トップからの推薦を後ろ盾に、14歳でV6メンバーとなった岡田は当時の心境を「新参者の感覚だった」と回顧。事務所には、長く稽古を重ねてきた子を優先的に引き抜くべきだという声もあったというが、「ジャニーさんと近い数人だけがずっと味方でいてくれた」という。
そんな岡田だが、大阪から上京し、高校に入学する際には「事務所からお金を借りた」とも告白。そのため、常に会社から借金をしているという感覚を持ち続け、「人よりお金を使う感覚が怖くて。だからほかの人とは感覚が違う」と振り返り、自分が活躍することで将来的に借りたお金を返済できるのかなど、「人生に向き合う覚悟につながった」と捉えているようだ。
当時はお金もなく、メンバーのアンダーウェアを盗んだことも。「買うお金なかったんで」と岡田。林に「誰のを盗んでいたんですか?」を聞かれると、三宅健の名を挙げ、「三宅卍って書いてあるんで、だいたいわかるんですよね。大阪にいた時には白いのしか履いたことがなかったので、東京来て三宅くんのを見た時に、こんなのあるんだぁって」と笑った。
岡田は、三宅のアンダーウェアには「カルバンクライン」のロゴがあしらわれていたと明かし、「履いてみたかった。格好よく見えるんです」と感動。すると、三宅からは「俺のを履くんだったら、これ履きなよ」と言われ、新品をプレゼントされたエピソードも紹介した。
「ネット上では『役者として成功してよかったね』『こういう恥ずかしい話をできるのはスゴイね』『好感持てました』との反応が出たほか、そんな岡田に新品をプレゼントした三宅には『三宅さんいい人すぎる』『三宅君、いい人そうだけど、やっぱりいい人なんだな』『可愛い顔してるけど兄貴って感じ』『三宅くんのジェントルマンっぷりすげぇな。10代の対応じゃないよね』など絶賛が寄せられています。単純に自分の履いていた下着を岡田に履かれるのが恥ずかしかったのかもしれませんが、新品をプレゼントしてしまうあたりが三宅らしいとして好印象を抱く人が多かったようです」(テレビ誌ライター)
V6といえば、今年11月に解散することをすでに発表しているが、26年間に及ぶ活動期間中、誰ひとりとしてメンバーが脱退・卒業しなかった稀有なグループとして、世間から高い評価を受けている。
その背景には、メンバー同士の助け合いや思いやりの精神があったのかもしれない。
(木村慎吾)