関西ジャニーズJr.（以下、関ジュ）のなにわ男子が、関ジャニ∞から寵愛を受けている。
関ジャニはおよそ3年前から、なにわ男子を中心とした関ジュをプロデュース。大倉忠義はコンサートの総合演出、安田章大との合作で新曲を提供している。横山裕はなにわ男子の弟分ユニット・Aぇ！groupを中心に、コンサートのバラエティコーナーを担当。そんな全面的バックアップが功を奏し、なにわ男子は今年だけで3本のCMに出演（ソロ・グループ含む）。未デビューグループでは異例の稼ぎっぷりだ。
かわいがり方がハンパないのは大倉忠義で、なにわ男子への貢ぎ方が常軌を逸している。大西流星にはリュックサック、長尾謙杜にスニーカー、最年長（25歳）の藤原丈一郎にパソコンをプレゼント。人気No.1の道枝駿佑には、クリスマスプレゼントと称したくじ引きでゴールドの鉄アレイを贈っている。
「ジャニーズグループのクリスマスは、決まってコンサート。19年は地元・大阪で、なにわ男子のバックにつく関ジュも大勢出演していました。応援に駆けつけた大倉は、『おい、みんな。クリスマスプレゼントや！』と15～20人ほどいた関ジュにもプレゼントをあげたそうです」（アイドル誌ライター）
“地元の我が子”に大盤振る舞いの大倉だが、昨年から続くコロナ自粛で会えない時間が増えた。そこで、リモート飲み会を開催。なにわ男子の西畑大吾と大橋和也は大倉と画面越しで飲みながら、普段は話せない仕事やプライベートの悩みを打ち明けた。
その西畑がグループに対する風当たりの強さを感じていた18年末、大倉から突然食事に誘われた。異変を察知した大倉なりの心遣いだった。その時にもらった言葉は、「大吾は井の中の蛙やねんから、もっと大きい世界を見ろ」。この言葉に西畑はいたく感動したという。
「ところがお開きとなった30分後くらいに、大倉は酔ってコケて右足を骨折。次の日から新春コンサートの演出で、リハーサルが開始するというのに、です。リハ会場では関ジュたちに向かって『みんな気をつけて』と言ってる本人が骨折しているので、一緒にいた横山さんは『説得力ゼロ。おまえ、足折っとるやないか』とツッコんだとか（笑）」（前出・アイドル誌ライター）
大倉は18年から会員制サイトで毎日、関ジュを写真と文で紹介してきた。また、丸山隆平がメインMCを務める土曜日朝の情報生番組「サタデープラス」（TBS系）には、関ジュが入れ替わりのレギュラーメンバーで加わった。
ジャニーズグループは、TOKIOが音楽活動を休み、嵐が活動を無期休止中。V6は11月に解散する。アラフィフ＆アラフォーが相次いで新たな道を歩みはじめ、10代＆20代にかかるプレッシャーが増えた。関東Jr.に負けない関ジュの浪速魂を、さらに見せつけてほしいものだ。
（北村ともこ）
