お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村亮が8月27日、「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)に出演。ダウンタウン・松本人志とは4年振りの共演となったが、当然のことながら“あの騒動”についてもイジリ倒された。
亮は19年に宮迫博之ら計11名の芸人で“闇営業”に参加していたことが報道された。当初は金銭の受領を否定していたが、その後の所属事務所・吉本興業の聞き取り調査によって受領していたことが判明。無期限の謹慎処分となったが、謝罪会見を開かせてくれず、静観の対応を取ろうとした吉本を告発する形で宮迫とともに謝罪会見を開き、吉本によるパワハラ恫喝があったと暴露。その後は相方の田村淳が設立した会社に所属する形となり、吉本とはマネジメント契約から専属エージェント契約へ。20年1月30日に本格的に活動を再開させている。
番組冒頭、亮との共演が約4年ぶりと知らされた松本は「最後会ったのが吉本に反旗を翻す前」と2年前の騒動をチクリ。亮は苦笑いしつつも「反旗翻したわけじゃないですよ。めちゃ頑張って気持ち伝えたのに全然伝わってない!」と反論した。
共演したお笑いコンビ・千鳥のノブが「でもいろいろあって、亮さん“は”もう(復帰できた)‥‥」と擁護したが、相方の大悟からすかさず「亮さん“は”って言うな!」といまだにテレビ復帰が叶わない宮迫を暗に示しつつツッコミ。そこに松本も乗っかり「雨降って地固まる‥‥あ! “雨”はアカンな!」と1人ボケツッコミ。亮は「いいです。悪いことじゃないです!」と慌てる様子を見せた。
ネットでは《このタイミングで亮君出すなんて、気持ちがいいほどの宮迫への当てつけですね。松ちゃんと吉本の決意の表れですね》《このブッキングは宮迫へのあてつけと各局への意思表明だろうね。亮は許したけど宮迫は完全に追放した。よって宮迫をテレビに出すのはまかりならんと》《凄いな、完璧に宮迫を孤立させたいのだろう。当て付け感が凄い》《おっさんたちが群れてテレビで一芸人への見せしめのようなイジリを見せられる。公開の場でなく、内輪揉めのイジリは楽屋でやってくれないかなと思った》など、亮との対照的な扱いが鮮明になってしまった宮迫を意識した声が続出した。
「雨上がり決死隊が解散したのは8月17日。わずか10日後に宮迫と同じ闇営業に参加していた亮を松本と共演させるのは、当然吉本側の意思が働いているはず。松本は8月21日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも雨上がり決死隊の解散について、闇営業問題も含めて宮迫が全ての元凶であるかのようなコメントをしています。吉本も大崎会長が事実上、宮迫への絶縁を宣言しているので、《宮迫への当てつけ》と視聴者から言われてもしょうがないでしょう。さらに亮はこの日、『人志松本の酒のツマミになる話』の後番組である『全力!脱力タイムズ』にも出演しました。同じ芸人が続けてゲスト出演するなど偶然では考えにくい。何か強固な意思を感じます」(芸能記者)
“意思”があるとすれば、それは誰のもので、誰に向けてのものなのだろうか。
(柏原廉)