10月に始まった新ドラマ「アバランチ」で主演を務めている俳優の綾野剛のワイルドな姿に、ネットから絶賛の声が集まっていることを10月19日、ニュースサイト「JCASTニュース」が報じた。
同記事によるとドラマで綾野が演じる主人公・羽生誠一のキャラクターにツイッターでは「俺たちの綾野剛が帰ってきた」と大盛り上がりだという。
綾野演じる羽生は黒髪パーマに無精ヒゲという容貌。ミステリアスな雰囲気をまとい、警察が裁かない悪を裁く謎のアウトロー集団「アバランチ」に所属していること以外はすべてが謎に包まれているダークな役どころだ。加えて、第1話では不敵な笑みを浮かべながら犯罪者をなぎ倒していく場面もあり、ネットでは《こういう綾野剛を求めてた》といった絶賛の声があがっているという。
綾野は21年4月期に放送されたドラマ「恋はDeepに」(日本テレビ系)でヒロインの相手役となる「ツンデレ御曹司」を演じたが、こちらは《コレジャナイ感》があったことを同記事は指摘。今回は全く異なった役どころだったことが絶賛の理由であると指摘した。
ネットではこの記事に対して《アバランチみたいなのがやっぱり似合うね。こういうのが似合うというのも才能なんだから、どんどんやってほしいと思う》《綾野さん本人は基本的にオファー頂いた役は断らないと言っていましたが、恋ぷには本当に断ってほしかった》《ハードボイルドが似合う日本では数少ない俳優さんですよね。アバランチでの喫煙シーンが色香だだ漏れで見入ってしまいました》《コウノドリも好きだし、最高の離婚も好き。でも、やっぱり綾野剛はこういう危ない役が合うよねぇ》など賛同する声が続出。
「ドラマ『恋はDeepに』での綾野に対する違和感は、放送中の5月にニュースサイト『WEB女性自身』も記事にしていました。もともと、綾野はダークな役柄だけでなく、『空飛ぶ広報室』(TBS系)や『コウノドリ』(TBS系)など真っ直ぐな役や『最高の離婚』(フジテレビ系)のようなダメ男役などの評価も高い。『アバランチ』での演技が絶賛されたのは、21年1月に公開された映画『ヤクザと家族 The Family』が高評価を得たからではないでしょうか。同映画で綾野は時代に取り残された極道を演じており、本人も同役について『自分自身の集大成』と断言するほどのハマり役でした。同映画の監督は藤井道人氏。藤井監督は『アバランチ』のメインディレクターも務めているので、今回も綾野のダークな魅力を余すところなく引き出すことができたのでしょう」(芸能記者)
映画で果たした“集大成”だが、今作でさらなる高みを目指してほしいものだ。
(柏原廉)