「なかなか恋がうまくいかない」「婚活しても思うような人と巡り合えない……」
そんなふうに、恋活・婚活がうまくいかない人たちには共通点があります。それは“どこか影がある”ということ。自分を卑下するような気持ちがあるからです。いつも伏し目がちで、自分なんて魅力の欠片もないんだと強く感じている……これでは、男性からも魅力的に見えるはずありませんよね?
私たちは誰もが、一生“この私”と付き合い続けるわけです。たとえ整形したとしても、私たちが今日まで生きてきた歴史を変えることはできません。それなら、自分を卑下するよりも、堂々と「この私で生きていく」という覚悟を決めるほうが、周囲からは魅力的に見えるはずです。
堂々とした自分になるために必要なのが、自己肯定感です。これは、“ありのままの自分を肯定する気持ち”のこと。これがある人とない人では、存在のきらめきがまったく違います。
「そうはいっても、自分のよさなんて認められないし、そんなに簡単に堂々となんてなれない……」という方にオススメなのは、【プラスのストローク】を練習することです。これはポジティブな言動のことで、ポジティブに生きているとポジティブな未来ができていくのです。
例えば、「今月中には運転免許証の更新に行かなくちゃいけないんだよね」という言い方をよく聞きますが、この言い方をあなたはどう思いますか?
ごく普通にも聞こえるかもしれませんが、実は少々ネガティブな表現です。「ねばならない」という、自分を縛るような言葉の表現は、人を幸せにしません。それよりも、「大好きなドライブを続けたいから、免許証は更新し続けよう!」という捉え方をするほうが幸せになれます。
そこまでポジティブにはなれないなあ……という人も、「今月は運転免許証に行く予定なんだよね」と、せめてネガティブな言い方を避けるくらいならできるのではないでしょうか。会話だけでなく、スケジュール帳に「免許更新へゴー!」などと明るく書くのもプラスのストロークのひとつです。これが大事なのです。
毎日の小さなこと。そう思うかもしれませんが、そのひとつひとつをポジティブに捉えていくことが、結果として物事を否定しない感覚を身につけることになり、自分を認めることにつながって堂々とした自分でいられるようになります。いつも明るくいられるようになり、婚活がうまくいきやすくなるのです。
安藤房子(あんどう・ふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中