俳優の坂上忍が12月13日、「バイキングMORE」(フジテレビ系)に出演。来春の改編をもって同番組を終了することを発表した。
番組終了について前日には一部報道によって明らかになっていたが、この日のエンディングでフジテレビの伊藤利尋アナウンサーから振られると、坂上は「その話するの? 生放送で、え?」ととぼけながら「今年の漢字予想」にちなんで「卒」と書かれたフリップを提示。
坂上は番組終了について「8年ですか。帯で関わらせていただいて丸7年くらいですけど、7年間の大半を肉体的にも、つたない脳みそもバイキングを中心にお仕事をさせていただいてきたんですけど、ちょっと来年55(歳)になりますので、どこかのタイミングで動物好きのおじさんとしての時間をもうちょっといただけませんかというお話をさせていただいたまでですね」と自ら降板を申し出たことを告白。「本当に皆さんにかわいがっていただいて8年も続けられたことに感謝しかない」と口にした。
坂上は前日にもフジテレビを通じて「試行錯誤しながら8年という歳月を過ごさせていただくことができました。2年ほど前から、どこかで区切りをつけなくてはと思い始めた。動物保護は片手間ではできない。このタイミングが番組を卒業する区切りとしては、ベストなのではないかとお願いした次第です」と降板の理由を説明している。
「同番組は生放送中の坂上の出演者へのパワハラまがいの言動がたびたび話題となり、昨年9月には週刊誌『週刊文春』が坂上によるスタッフへのパワハラ疑惑を報じています。ずっと問題を抱えていたのは確かで、何度も打ち切り説が出ていました。
今回の打ち切りをいち早く報じたのは12月7日発売の『女性自身』でした。記事の中で坂上は突撃取材を受け『バイキングは拡大しています』『(番組の存続について)そういう話を僕個人に聞いたところで、あんな大きな番組、僕の意見って関係ないですよ。それはまず、フジテレビさんなんじゃないですか』と答えていました。しかし、フタを開けて見れば枠拡大にも関わらず番組は終了。『僕の意見は関係ない』と言いつつ、坂上の希望で降板ということになっていました。坂上の希望で降板というのは、8年間の労に報いるためのストーリーという可能性があり、本当のところは視聴率の低迷が理由ではないでしょうか」(芸能記者)
ネット上には《本当にそれが理由なの? 打ち切りじゃなくて?》《ここまで続いてたほうがおかしい》《平和が訪れる時~!》といった坂上からの降板を疑う声や番組終了に対して喜ぶ声も。一方で《坂上は嫌われてるけど動物保護は本気だってわかる。YouTube見てると動物愛護に関しては本気の人》《坂上さん動物の世話してる時すっごい優しい顔してるよね》など「動物保護」に理解を示す声もあった。
8年間、フジテレビのお昼を支えた手腕を、ぜひとも「動物保護」の道で存分に発揮してほしいものだ。
(柏原廉)