アイドルデュオ・KinKi Kidsやシンガー・ソングライターの吉田拓郎らが出演し、1996年から01年まで放送された音楽バラエティ番組「LOVE LOVE あいしてる」(フジテレビ系)の特番が検討されていることを4月5日発売の女性誌「女性自身」4月19日号が報じた。
同誌によると、過去にも「LOVE LOVE あいしてる」は17年にKinKi KidsのCDデビュー20周年を機に16年振りに特番として放送。再びの復活構想の背景にはKinKi Kidsが今年25周年を迎えること以上の理由があるという。
それは、吉田が引退の決意を固めていること。音楽関係者の証言として、吉田は「76歳の自分のステージなんて想像がつかない」と今後はもうライブ活動は行わない意向で、現在は“最後のオリジナルアルバム”と位置づけた作品を制作中だという。さらに「LOVE LOVE あいしてる」の特番を「最後のテレビ出演にしたい」と本人が話しているという。
吉田の特番実現への熱意はかなりのものだそうで、年始に光一から「今年実現できるといいですね」という内容のメールが来たことで、自らプロデューサーに連絡。特番の提案をしたとか。吉田は自身のブログで3月25日に「社会状況がもう少しだけ改善する日が来れば2時間スペシャルが実現しそうです 僕は初夏の頃!と感じています」と投稿。さらに4月1日には「今回は俺のTV卒業式だからゲストは君達も考えて」と光一と剛に伝えたことを明かしている。
ネットでは《篠原ともえさん出るかな? 楽しみにしてます!》《LOVE LOVE あいしてるは毎週観てました。KinKiの二人がギターを弾き始めたり曲を作ったり、今のKinKiがあるのはこの番組のおかげだと思います。拓郎さんが2人を可愛がっているのも見ていて微笑ましかった。放送を楽しみにしてます》《LOVE LOVE あいしてる、毎週観てました。信じられない豪華なミュージシャンが大勢出演して楽しくセッションしている姿をまた観たい》など期待の声が続出した。
「KinKi Kidsと吉田拓郎は同番組の共演をきっかけにKinKi Kidsは音楽を作る喜びを、拓郎は『もう一度、(人生の)別の扉を開けてくれた』と語るほど大きな影響を互いに受けてきました。今では年齢差を超えて“親友”と呼ぶほどの仲です。6月29日にリリースする予定の拓郎の最後のオリジナルアルバム『ah-面白かった』では剛が5曲目『ひとり go to』の編曲とギター演奏で参加。光一がアルバムタイトルの題字を執筆しています」(芸能記者)
拓郎最後のテレビ出演で集大成となりそうな特番。番組ファンにとっては期待が高まるばかりと言えそうだ。
(柏原廉)