スーパーやコンビニなどで買い物するとき、レジでの清算の仕方や仕草などに、その人の性格が表れるとよくいわれます。
代表的なのが、延々とお財布の中から小銭を数えて出そうとする動作。これはレジ打ちの人にも、後ろに並ぶ買い物客にも大迷惑ですよね。
他にも、お札を半分に折ったまま出す人も迷惑。レジの人の手間を増やしてしまいます。クシャッとしたお札や端のほうがめくれているお札も同様です。また、お札の向きをそろえていない場合、基本的に向きをそろえてからレジに入れなければいけないので、ちょっと大変かもしれません。
さらに、支払いが終わってから「レジ袋もください」「このカップ麺もください」「やっぱりコレ、取り消します」と言う人。「お財布忘れてきたので、カゴの商品はこのまま置かせてください」と、冷凍食品も放置したまま立ち去る人も。
まだまだいます。自分の荷物を「ここに置かせてください」とレジに見張りを頼む人、自分の分のレジ打ちが始まってから購入商品の説明を求める人……。お財布ごとトレイに乗せて、自分のポケットの小銭を探し始める人もいますね。レジで自分の順番が来る前に、ある程度やっておいて欲しいものです。
もっと驚くのは、自分の財布をひっくり返してレジのトレイに小銭を全部出し、ゆっくりと数える人です。ときには、小銭入れの中の小さなゴミまで一緒にトレイに入っていたりして……。
ほんとうにいろんな人がいますが、本人は迷惑をかけている意識がありません。「ちょっとのことじゃない?」と思っています。でも、周囲は見ているし嫌がります。そんな動作をしてしまう根っこの部分は、恋愛のときにも出てしまいます。きっとバッグの中や部屋もぐちゃぐちゃ。察することが苦手なので、彼とすれ違いが起きやすいのです。
「レジではそうでも、彼の前では気を付けているから」と思う人にお伝えしたいのは、それは“無理”ということです。どんなに気を付けても綻びは出てしまいます。もし彼の目をごまかせても、彼のご両親や友人、知人など、周囲の人にはバレバレなんてこともあるのです。
人の性格は、シチュエーションによってそうそう変えられません。一事が万事です。レジで気を付けられる人は、恋愛のさまざまなシーンでも気を付けられるモテ体質な人なのです。
安藤房子(あんどうふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中。