お笑いタレント・明石家さんまが5月17日放送の「痛快!明石家電視台」(MBS)に出演し、目標にしている理想像に自らの名前を挙げた。
この日は、太田プロダクションの若手芸人をさんまに“イチオシ”するべく、同事務所の兄貴分的存在の土田晃之がゲストに登場。様々なクセのある若手をプレゼンしていく中で、土田はさんまについて「好きな芸人のタイプは、明石家さんま。お笑いが好きすぎて、追求していって、好きな芸人に自分がなっちゃってる」と独特の表現で言い表す場面があった。
すると、この土田の分析にさんまも驚きのリアクション。「おととい、“目指す芸人は?”って聞かれて、『明石家さんまやと思います』って答えたばっかり」と明かすと、「さんまを完成させたいんやろうな、俺は。俺やねん、目標は」と語った。
さらに土田は、明日のブレイクを夢見る若手芸人を前にして、“憧れの芸人”にさんまの名前を答える若手は「センスがない」と一蹴。そのワケを「さんまさんは努力ではなれないから」と説明し、長く共演してきたさんまの特徴を鋭く分析した。
「さんまは、お笑い怪獣として日々、スタジオを爆笑の渦に巻き込むだけでなく、自分を含め、ほかの芸人が出演しているバラエティ番組も必ずチェックするといいます。そんなベテランの特性を見事に表現した土田のコメントには、ネットから『土田さんの分析はすごくわかりやすい』との声があったほか、自分自身が目標だと豪語するさんまについても、『松本っぽい芸人、たけしっぽい芸人はたくさんいるけど、さんまっぽい芸人はほかにいない。たぶんコピーするのが不可能なんだと思う。こういう人を天才と言うんだよ』『こんなことを言える芸人は、この人以外にいない』『さんまさんは面白いし、こんな発言ができるぐらいかっこいい。理想に自分以上がいないんだから当然だと思います』『さんまさんは皆が笑える笑いを取る。唯一無二』との称賛や、『まだ完全体じゃなかったのか』と驚く人もいました。さんまを間近で見てきた土田の分析力と、お笑い界を独走するさんまの衰えない野心が垣間見えたやり取りだったと言えますね」(テレビ誌ライター)
66歳となった今も各放送局のバラエティ番組をジャックし続けている国民的お笑いタレントのさんま。ライバル不在となった今、自分自身を目標に据えることで、そのモチベーションを保っているのかもしれない。
(木村慎吾)