「身軽になります」
来年春に終了することが発表された朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に関し、MCを務めるお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次自身も“スッキリ”した心境のようだ。
加藤は、11月13日放送のラジオ番組「アッパレやってまーす!」の中で、2006年から担当してきた情報番組の終了に言及。「お疲れ様です。いやー、本当に身軽になりますよ」と報告し、相方・山本圭壱から「どうすんの? 急に(帯番組)なくなったら」と聞かれると、「目覚ましアリで17年やってきたんだぞ。朝5時45分に月~金、起きてるんだぜ。ちょっと寝られるぜ」と毎朝の早起きから解放される喜びを口にした。
山本が「朝5時45分に起きるって、普段何時に寝るんだよ」と質問すると、加藤は毎週木曜日の22時からスタートする「アッパレ」の収録日を例に挙げ、「このラジオが終わったら深夜12時くらいでしょ? 帰るの。だから(寝るのは)12時とか1時くらいよ、だいたい」と説明。また、木曜以外の日もほぼ同じような時間に寝るといい、共演者からは睡眠時間の少なさを驚かれていた。
そんなハードスケジュールの影響から、仕事と仕事の間の隙間時間に寝ていたという加藤。「だから、ちょっとやりきったという感謝ですよ。俺みたいなもんが、朝17年も続くと思った? 俺、1年だと思ったから」と振り返り、残された3月末までの「スッキリ」を「やっとストッパーが外れる」として、存分に楽しみたいと語った。
「06年4月の放送開始からわずか3カ月後に山本の不祥事が発覚し、相方とMCの立場から、早朝の生放送で号泣謝罪を見せたことでも話題になったこともありありました。また、19年夏には当時所属していた吉本興業の闇営業騒動で上層部を激しく非難する『加藤の乱』も勃発。持ち前のキャラでもある、歯に衣着せぬ“狂犬”として、波瀾万丈な『スッキリ』の看板の役割を見事にこなしてきました。ネット上には『スッキリが終了してしまうのはとても寂しい』『ニュースや情報番組が17年も大きく刷新されずに続くことが凄い』『春からはまた、芸人の加藤さんに期待してます!』などと労う声も多く寄せられています」(テレビ誌ライター)
まずは溜まった疲れを取ることを優先していただきたい。
(木村慎吾)