芸歴42年を誇る大御所タレント・山田邦子が、2月14日放送の「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)で、過去には大御所芸人から脅迫まがいな言葉で泣かされた経験があったことを明かした。
山田は自身のキャリアの中で“最も怖かった先輩”として20年以上先輩にあたる横山やすしさん(1996年に他界)の名前を挙げ、1986年に遭遇した恐怖の出来事を紹介。当時のやすしさんは、頼りにしていた相方・西川きよしが参議院議員選挙に出馬したこともあり、どこかイライラモードだったという。
「仕事前に朝から酒を飲むのは普通のことで、大阪で共演した際、山田はやすしさんから『お前な、ぶっ殺したるわ!』と突然の暴言を浴びせられたことを回想。しかも、その顔の距離は今にもくっ付きそうな近さで、あまりの怖さに山田は号泣。それを見た元芸人の島田紳助氏から『ダメだな、もう帰り』と慰められたといいます」(テレビ誌ライター)
やすしさんには様々な武勇伝がありますが、その一つが京都での殴り合い事件。
「昨年9月放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)に出演した西川が語ったところによれば、1回目と2回目のステージの間にやすしさんが酒を飲みに行き、そのせいで舌が回らず、2回目はボロボロの出来になってしまったそう。仕事への責任感が強い西川はブチギレ、思わずやすしさんの顔をバーンと強烈ビンタ。すると、やすしさんもメガネを外して臨戦態勢に入り、2人で壮絶な殴り合いに発展したそうです。そのまま吉本興業に向かった2人は解散を宣言。社長からは翌4月まで埋まった仕事を全てこなしてから解散しろと告げられ、渋々ながら数カ月の仕事をこなしているうちに仲よくなったと振り返っていました」(テレビ誌ライター)
当時のやすしさんには何をするかわからない殺伐としたオーラがあったことから、若き日の山田が泣いてしまうのも無理はなかったかもしれない。
(木村慎吾)