木村拓哉が出演する大型国際ドラマ「THE SWARM/ザ・スウォーム」が、3月4日から動画配信サービスのHuluで独占配信されている。エミー賞の受賞歴があるプロデューサーのフランク・ドルジャー氏が手掛ける連続ドラマシリーズ。木村にとって海外制作ドラマ初出演で、海洋問題に取り組むミフネ財団の創始者であるアイト・ミフネを演じる。撮影は21年にイタリアで終えており、初の全編英語だ。
ジャニーズタレントの海外進出は、ジャニーズ事務所の創業者である故・ジャニー喜多川氏の積年の夢。特にミュージカル、舞台役者の育成には心血を注ぎ、キャストには「作・演出・構成」も兼務させて、経験を積ませててきた。
木村はドラマで故人の遺志を継いだが、同様の俳優が今年は目立つ。Hey! Say! JUMPの中島裕翔は、主演映画「#マンホール」が、ドイツで開催された「第73回ベルリン国際映画祭」のベルリナーレ・スペシャル部門に出品された。記者会見では、すべて英語で臨んでいる。
1月29日に放送されたトーク番組「おしゃれクリップ」(日本テレビ系)で、オンラインの英会話レッスンを受講していると明かしていた中島。全編英語の映画やドラマに出たい野望を抱いている。
その夢を昨年かなえたのは、Sexy Zoneの中島健人。かねてから英語を習得していたため、20年に「第92回アカデミー賞授賞式」で現地レポーターとして、流暢な英語でハリウッドスターにインタビューを行っている。翌21年と22年は新型コロナウイルスの感染拡大で渡米できなかったが、今年は3月12日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスの授賞式に出席。独占生中継するWOWOWの番組「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」のスペシャルゲストとして、現地から生レポートする。
「アイドル活動と並行して、明治学院大学社会学部を卒業した中島健人は、時間をかけて語学を身につけました。その努力が実って、来年配信予定のHuluオリジナルドラマ『Concordia(仮題)』で、念願の海外ドラマデビューを果たします」(アイドル誌ライター)
昨秋からジャニーズ帝国は、相次ぐ退所で激震続き。今年に入っても2月に元V6の三宅健の退所(5月2日をもって退所の予定)が発表された。ネガティブニュースが取り沙汰されがちなジャニーズだが、その陰に隠れてグローバルキャストも輩出していたのだ。
(北村ともこ)