シンガーソングライター・嘉門タツオの所属事務所関係者が3月14日、飲酒運転で人身事故を起こしたとする一部報道を「事実」だと認めた。
「嘉門を巡っては、NEWSポストセブンが3月14日配信記事で、昨年12月に『飲酒運転事故を起こしていた』とスクープ。自宅近くの飲食店で酒を飲んだ後に運転し、その帰路に女性と接触する事故があったそうです。記者が3月13日の夕方に本人を直撃すると、嘉門は『事故は事実です』と認めていました」(芸能記者)
記事によれば、被害者の女性は全治1週間で、現在もリハビリに通っていると嘉門は明かしている。事故から3カ月が経っても公表しなかった理由について聞かれると、「あの、僕は逃げも隠れもしませんし、ただ事がはっきりしてから全部発表しようと思っていたんです」と答えた。嘉門の所属事務所関係者も同14日に事実関係を認め、嘉門本人は深く反省し、現在、刑事・行政処分を待っている状況だと説明している。
なお、嘉門は現在「仕事は全てセーブして、新規の仕事は全部断っています」とも話しており、13日には、6月と7月に予定していたライブ公演を「一身上の都合により」中止すると発表していた。しかし、一連の経緯の時系列に関しては、嘉門に苦言を呈する声も少なくない。
「本人は“逃げも隠れもせず”、全てがはっきりとした後に事故を公表するつもりだと主張していますが、疑問が残るのはライブの中止発表のタイミングですね。嘉門は、事故があった昨年12月から3月に至るまでの3カ月間、沈黙を貫く格好だったわけですが、『NEWSポストセブン』記者から直撃取材を受けたタイミングで、直後に公式HPからライブ中止を発表したとみられます。やはり、世間の印象として、“バレたから中止にするしかなくなった”と解釈されてしまうでしょう。実際、嘉門は直撃取材を受けた13日夕方時点で『もうすぐ行政処分が出る』『24日までに弁護士が出頭します。起訴なのか略式起訴なのかっていうのもまだわからない』とコメント。その処遇がはっきりとわかるまでにはまだ時間がかかると語っていましたから、取材直後に動きがあったのは“火消し”の意図があるように思えてしまいますね」(テレビ誌ライター)
一歩間違えば犠牲者が出る飲酒運転。事故を起こしたという重大性への認識が足りなかったととられることがないように今後は、行動していくべきだろう。
(木村慎吾)