やはり女子アナにはそんなコメントが期待されているのかもしれない。
2021年度入社のフジテレビ女子アナを巡って、序列が逆転したと話題になっている。入社当時は元女流棋士でタレント経験も持つ竹俣紅アナがエース候補と目されていたもの。それが4月の番組改編では、小室瑛莉子アナが朝の情報番組「めざまし8」のMCに抜擢され、「みんなのKEIBA」MCに就任した竹俣アナを抜いたと評判なのだ。
「ここで注目したいのが、もう一人の2021年組である小山内鈴奈アナです。国立・弘前大学理工学部出身のリケジョで、二人に比べると地味な印象は否めないものの、実はけっこう幅広い仕事をこなしています。4月10日深夜放送の『ポップハライチ』では、ハライチの二人やマヂカルラブリー・野田クリスタル、アルコ&ピース平子祐希ら人気芸人を相手に、着実な仕切りぶりを見せていたのが印象的でした」(テレビ誌ライター)
今回の放送では「ギャルゲーキャラをプロデュース!」をテーマに、ハライチ岩井勇気と野田、平子の3人でギャルゲー作りを実践。ハライチ澤部佑がそれをプレーするという内容になっていた。
画面にはさまざまなギャルゲーキャラが登場し、声優のアテレコによる萌えセリフを連発。ここで小山内アナは「萌えますね~」などとガチなトーンで反応しており、ゲームへの親和性を示していたのである。
そんな小山内アナは、ゲーム実況のYouTubeチャンネル「リセットボタンはオサナイで!」を1年間担当していた実績を持つゲーム好き。テレビ局としてはかなり実験的な試みながら、4万回再生の動画もあるなど、ゲーム好きのあいだではそこそこ話題になっていたものだ。今回の「ポップハライチ」でもそんなゲーム好きの片りんを示せた形だろう。
「竹俣アナに『ポップハライチ』の進行を務めることができたかと言えば、正直なところ疑問ですね。元女流棋士だからなのか真面目さが際立つ彼女は、芸人相手の進行もゲーム実況も苦手そう。その一方で報道番組『Live News イット!』で務めていたフィールドキャスターでは雨の街角で実況をこなすなど、体当たりぶりを見せていました。性格による適材適所を考えれば、2021年度組の3人はそれぞれ輝ける場所がありそうです」(前出・テレビ誌ライター)
竹俣アナに関しては「みんなのKEIBA」のMC就任に“左遷”との声も少なくない。だが数多くの競馬好き芸能人がゲスト出演する同番組は、彼女にとってバラエティ慣れするための絶好なチャンスにもなっているはずだ。
フジテレビの女子アナと言えばやはり、バラエティ対応力を問われるもの。「もしもツアーズ」のツアーガイド役を大過なく務めた小室アナや、ゲーム実況を着実にこなす小山内アナには、フジテレビらしい適性が備わっているのだろう。そこに竹俣アナも食い込んでいけるのか。2021年組の活躍は、ここからが見ものなのではないだろうか。